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【今日は何の日?】4月24日=マザー・テレサがお忍びで山谷訪問(1981年) / 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
42年前の1981(昭和56)年。日本に滞在中だったノーベル平和賞受賞のマザー・テレサさん(当時70歳=1997年に87歳で死去)が、この日の朝、簡易宿泊所が密集する山谷地区(東京都台東区)を電撃訪問。報道陣にも秘密でお忍び訪問したテレサさんは、路地から路地へとつぶさに山谷地区を見て回ったそうです。
この日、午後から池袋のサンシャイ・シティ内で開催される国際会議にて講演する予定のテレサさんは「繁栄する日本で、取り残された地域を見たい」と申し出て、急きょ、山谷訪問が決定。
現地のマンモス交番(警視庁浅草署山谷地区派出所の通称)の話によりますと、テレサさんは午前9時40分頃に"山谷の玄関"である泪橋から4~5人のインド人とともに山谷地区に入り、パチンコ店などが入るメインストリートの山谷通りを見て回り、続いて簡易宿泊所が軒を並べる裏通りへと移動。住民の多くが仕事に出た後の時間帯とあり、人通りこそまばらでしたが、住民の1人から「たのんまっせ!」と大声で呼びかけられると、テレサさんは「They are my people(みんな私の仲間です)」と答えていたそうです。
その後、テレサさんは「神の愛宣教会」(台東区日本堤1丁目)に立ち寄り、約10分間にわたってインド人宣教師と言葉を交わし、午前10時10分すぎに山谷地区を後にし、国際会議(池袋サンシャイン・シティ)へと向かいました。
参照 : 昭和56年4月25日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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