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【今日は何の日?】9月24日=東京・江戸川区の小学校が「ペダル式うがい器」を設置(1969年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
54年前の1969(昭和44)年。当時、光化学スモッグなどの工場公害に悩まされていた東京都江戸川区の小学校が、児童のノドを守るために、高額な「ペダル式うがい器」を設置しました。
その小学校は化学、機械工場などが立ち並ぶ工場地帯の真ん中にある江戸川区立平井西小学校です。同校では、その影響か? 毎年、流感(当時はインフルエンザのことをこう呼んでいました)の季節になると、都内でも1、2を争うかの早さで学級閉鎖となるのが、ここ数年の傾向でした。
そこで同校では2年前(67年)10月より、メーカーから「ペダル式うがい器」を借り受け、健康管理と生活指導の両面から、うがいの効用をテストしてきたのです。
その「ペダル式うがい器」は直径40cm、高さ85cmほどの円筒形。中にはタンクがあり、ペダルを踏むと水道水に、70~80倍に薄めた薬液が噴射されるというモノ。
テストで使用した結果、目立って流感(インフルエンザ)にかかる児童が減り出し、翌68年度は学級閉鎖にならずに済んだそうです。このデータを重視した教育委員会では、まず同校から「ペダル式うがい器」を正式設置することに踏み切ったのです。
高額な「ペダル式うがい器」は、それまで使用してきた1台はそのまま借り受け、新たに8台を購入。合計9台を校内に設置し、児童のノドを守っていたそうです。
参照 : 昭和44年9月25日付の読売新聞夕刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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