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【今日は何の日?】10月6日=水谷豊主演「熱中時代」が放送スタート(1978年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
45年前の1978(昭和53)年。金曜夜9時、日本テレビで小学校を舞台としたドラマ『熱中時代』の放送がスタートしました。
主演は水谷豊さん。当時の番宣広告によりますと「三流大学を三流の成績で卒業、補欠採用でなんとか先生になれた すっぱだか人間奮闘記」となっています。
北海道小樽市出身の北野広大は新任教師として若葉台小学校の3年4組の担任となり、ジャージ姿で生徒たちに体当たり、奮闘する姿に視聴者は共感。ドラマは大人気となり、2年後の80(昭和55)年7月からは第2シリーズ、その後もスペシャル版が放送され続けました。
先生たちを自宅に下宿させている大らかな校長先生役が「おじいちゃん、お口くさ~い!」のCMでもおなじみの船越英二さんでその奥さんが草笛光子さん。口うるさい教頭先生役が悪役でおなじみの小松方正さん、マドンナ教師役は志穂美悦子さんや音無美紀子さんでした。原田潤さんが歌う主題歌『ぼくの先生はフィーバー』は、平成世代にとっては、すっかり『世界一受けたい授業』(日本テレビ)の主題歌となっていますが、本来はこのドラマの主題歌として生まれた曲です。
この日に放送された第1回「オレが先生と呼ばれる日」は、北野先生の赴任早々の失敗続きの行動がコミカルに描かれつつも、同僚教師と「子どもに体罰は必要か?」などと教育の根幹を問うような議論をするシーンもあります。それらすべてが布勢博一さんの名脚本や、水谷さんの名演技によって、どこか気軽に楽しめるドラマ作品となっています。
ちなみに学年を「3年」と設定したのは、それ以上の学年になると、受験や異性交遊、クラブ活動など、ややこしい教育問題がからんできてしまうからなんだとか。
『バンパイヤ』(68年)のオオカミに変身してしまう青年、『飛び出せ!青春』(72年)のカンニングに執着する屈折した高校生、『傷だらけの天使』(74年)のチンピラ風の探偵助手、『おそば屋ケンちゃん』(75年)での先生、最近では『相棒シリーズ』の杉下右京さんなどなど、まったく毛色の違う極端な役柄を変幻自在に演じてしまう水谷さんですが、当時は前年に大人気だった大映ドラマ『赤い激流』(77年)のピアニスト志望の屈折した青年役が評判となっていた時期でした。それが一転して、北海道なまりの朴訥とした熱中先生を演じたことも、視聴者を大いに驚かせたのです。
この10月より、長女の趣里さんが、NHK朝ドラ『ブギウギ』に主演していることに、45年の月日を感じさせられますね。
参照 : 昭和53年10月6日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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