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【今日は何の日?】11月21日=ケロヨンが大人気!『木馬座アワー』が放送スタート(1966年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
57年前の1966(昭和41)年。この日の午前11時より日本テレビにて『木馬座アワー』の放送がスタートしました。
木馬座とは影絵作家として知られる藤城清治さん(当時42歳)が主宰する人形劇団。藤城さんの影絵世界をベースに、子どもたちが大好きなぬいぐるみやロボット、自動車(本物のスポーツカーなどを使用)などが惜しみなく登場する木馬座の公演はこの当時、怪獣映画やまんが映画(アニメ)などと並んで子どもたちに大人気でした。
「マンガや外国製人形への挑戦」(藤城さん)という決意とともに、なんと木馬座自身をスポンサーとし、月~土曜の週6日放送番組のスタートに踏み切ったのです。同時に夕方5時からも再放送されており、学校から帰宅した小学生も視聴可能に。この時期、未就学児だった人の多くは、午前10時からNHKの『おかあさんといっしょ』、午前11時から『木馬座アワー』、続いて11時20分から『ロンパールーム』(日本テレビ)を視聴するのがルーティンでした。
司会は森あき子お姉さん。そんな『木馬座アワー』を牽引した人気者は、なんといってもヒキガエルのぬいぐるみ・ケロヨン君でした。ボーダーシャツにスカーフ、ブーツを履いたケロヨン君は、64(昭和39)年からの木馬座公演『カエルの冒険』ですでに人気者となっており、この木馬座アワー出演で、さらに人気を高めたのでした。ケロヨンが発する「ケ~ロヨ~ン」「バ~ハハ~イ」の言葉は昭和40年代の子どもたちの間で頻繁に使われていました。
カエルを擬人化した「カワイイ系」のキャラクターとカン違いされがちなケロヨン君ですが実際はさにあらず。声(新井勢津朗さん)はダミ声に近い感じで、性格は調子に乗りやすいうぬぼれ屋。自動車マニアであり、おまわりさんに叱られたり、牢屋に入れられるなんてこともしばしば。それでいて異常に立ち直りも早い明朗快活にしてかなりの自由人(自由カエル?)でした。
ケロヨンだけなく、相棒のもぐら・モグちゃん、ネズミくん、アナグマさん、敵役である片目のタヌキ・ギロバチやその子分・ヒロイヤなど各キャラクターも大人気に。絵本や玩具など各種グッズやレコードなども売れに売れ、この時代の木馬座は大いにメディアを席巻したのでした。
ちなみに初期の木馬座公演にて、モグちゃんのぬいぐるみの中に入って演じていたのはサッカー解説者としておなじみの松木安太郎さん。まだサッカーを始める前、幼稚園から小学校低学年にかけての出来事だそうです。豆知識。バ~ハハ~イ!
参照 : 昭和41年11月21日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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