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【今日は何の日?】1月21日=原発資材が首都高をふさぐ(1982年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
42年前の1982(昭和57)年。夜7時35分ごろ、首都高速環状線内回りの銀座出口付近で新潟市の運送会社の10tトラックの荷台に積まれた円筒型鉄製資材(長さ5m、直径2m、重さ7t)が路上へと転がり落ちる事故が起きました。
すぐ後方を走行していた同じ会社の10tトラックが、これを避けようと急ブレーキをかけましたが、間に合わずに円筒形鉄製資材に接触。さらに道路右側のコンクリート側壁に激突してしまいました。
後方トラックの運転手(32歳)は胸や足に軽いケガを負いましたが、資材を落としたトラック運転手(33歳)は、そのまま走行し続け、2時間40分も過ぎた夜10時15分ごろとなり、新宿区新小川町の首都高5号線を走行中、ようやく積み荷を落としたことに気がつき、ただちに日本道路公団の非常電話にて警察に連絡したのでした。
首都高に突如、転がり落ちた円筒形鉄製資材の正体は、なんと当時建設中だった東京電力の柏崎刈羽原発1号機(新潟県柏崎市=写真)に使用されるポンプ用部品。両運転手ともに大田区の荏原製作所羽田工場から、同原発の工事現場へと原発資材を運ぶ途中だったのです。
警視庁高速道路交通警察隊では前方トラックの運転手を道交法違反と業務上過失傷害の疑いで調べていますが、運転手は「資材を落としたことは途中で気がついたが、どこで落としたかは全くわからなかった」と語っていたそうな。
なお、この事故により、首都高の汐留~京橋間が翌1月22日の深夜0時すぎまで通行止めとなりました。
参照 : 昭和57年1月22日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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