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【今日は何の日?】4月12日=警視庁が「リアル極道映画」の制作に着手(1960年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
64年前の1960(昭和35)年。容疑者の写真整理に日々頭を悩ませていた警視庁が、膨大な顔写真を"映画化"することに着手。この日に作業が始まりました。
警視庁ではそれまで、捕まえた容疑者の写真を紙焼きしてファイルに保存する形式をとってきましたが、犯罪の増加に伴い、今やその数も70万枚! これでは犯人の顔を選ばされる被害者や参考人も、膨大なファイルを眺めているうちにフラフラになってしまいます。
そこで思いついたのが、容疑者の顔・顔・顔を紙焼き写真ではなく、映画フィルムに保存する方法でした。テレビ映画などで使われる16mmフィルムに容疑者の顔写真を記録した「リアル極道映画」とでも呼ぶべき作品です。
フィルム保存ならば、1巻にざっと7,000人分の暴力団員、泥棒、詐欺師etcetcの顔写真を収録可能。これを幻灯機にかけると、1時間で約3,000人分の顔写真を認証できるという計算です。
全員がそうとは言えませんが、次から次へと登場する顔写真は、やはりコワモテ系の悪人相が大半。この時期に流行していた暗黒街映画では味わえないリアルな迫力に、犯人逮捕の実益も含め、実際に映画館の幕間等に上映してみれば? なんて声もあがっていたそうな...。
参照 : 昭和35年4月12日付朝日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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