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【今日は何の日?】4月20日=カラヤンが名古屋公演前に15分の空の旅(1966年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
58年前の1966(昭和41)年。ベルリン・フィル・ハーモニーの指揮者(当時)として来日中だったヘルベルト・フォン・カラヤン(当時58歳)がこの日の夜、名古屋市の愛知文化講堂で開催される公演を前に、自ら操縦かんを握り、約15分間の空の旅を楽しみました。
世界を代表する指揮者であるカラヤンはスイス・サマーデンの自宅に米国産キング・エア機を所有し、1,200時間もの飛行時間を誇るパイロットでもありました。公演前、西春日井郡豊山村(現・豊山町)の三菱重工小牧工場を訪れたカラヤンは、三菱ターボプロップ双発機「MU2」に乗り込み、正午過ぎに自ら操縦かんを握って滑走路へGO!
次第に高まる回転音に耳を傾け、計器類を見る表情はステージ上で見せる"指揮棒の魔術師"と呼ばれるソレと同じく、厳しさを感じさせるモノだったそうです。
離着陸のみは同乗したパイロットに任せましたが、飛行中は自らの操縦で名古屋市上空を遊覧飛行。旋回、左右の傾きなども思いのままに空の旅を楽しんだそうです。
着陸後、このMU2機がいたく気に入ってしまったカラヤンは「乗り心地が良い。(4月)29日から西ドイツのハノーバーで開かれるエアショー(※MU2B型が2機出場)が終わり次第、スイスに持ってきてほしい」と要望。工場見学では最終仕上げ中の毎日新聞社保有のMU2B型の1号機を見て、内部設備に興味津々。
なお、夜の公演本番ではドヴォルザークの「交響曲第9番 新世界」や、ドュッシーの「牧神の午後への前奏曲」「交響詩 海」などを演奏。精力的に指揮棒をふり聴衆を満足させたそうです。
文 / 高木圭介
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