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【今日は何の日?】5月1日=国立競技場特設のゴルフ練習場がナイター営業開始(1959年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
65年前の1959(昭和34)年。5年後の東京オリンピック開催に向けて、政府は土地買収費用や開催費の捻出に頭を悩ませていました。そこで思いついたのがメインスタジアムとなる神宮の国立競技場の有効活用でした。
陸上競技やサッカー、ラグビーなどに貸し出すだけでなく、観客席からグラウンド内へとゴルフボールを思い切り打ち込めるゴルフ練習場、つまりは「打ちっぱなし」の営業を始めたのです。そしてこの日からは国立競技場ならではの巨大な照明設備を利用したナイター営業をスタートしたのでした。
全8基ある照明設備のうち、半分の4基を利用しつつ、ボールが飛んでいくグラウンド内の芝生にスポットをあたるシステム。それまでは午後6時に営業終了していましたが午後9時までと3時間延長。ナイター料金は通常に50円をプラスした計150円也でした。
おりからのゴルフブームとあり、ナイター営業初日には早くもクラブをかついだ10数人のゴルフ愛好家がかけつけ、雨上がりの観客席に特設された打席より豪快にフルスイング! この日はあいにく霧が深く、自慢の大型照明も傘をかぶせたように曇りがちで、ボールが描く曲線も薄ぼんやりとしか見えない状態だったとか。
それでも他の打ちっぱなしとは違い、ネットが張られていない広大な敷地に打ち込む爽快感は格別で大好評。売り上げは年間5,000万円にも達していたそうです。
そのため東京五輪終了後も、国立競技場特設の打ちっぱなしは継続となり、その後は競技場その物の維持費補填のため、大いに役だったそうです。
参照 : 昭和34年5月1日付の朝日新聞夕刊
文 / 高木圭介
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