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【今日は何の日?】6月2日=諏訪大社から700年前の名刀二振りが盗まれる・長野(1960年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
64年前の1960(昭和35)年。諏訪大社秋宮(長野県諏訪郡下諏訪町)境内の宝物殿に陣列中だった重要文化財「糸巻の太刀」(刀身74.53cm)と「綱切の太刀」(刀身75.2cm)の二振りが盗まれているのを正午ごろに同神社の案内人が発見。ただちに諏訪署へと届け出ました。
同署の調べによると、6月1日の夕方5時すぎに宝物殿裏の格子戸を破り、泥棒が忍び込んだものと見られています。
太刀はいずれも700年前の作で、1911(明治44)年に国宝、50(昭和25)年8月には重要文化財に指定された名刀です。綱切の太刀は佐々木高綱が宇治川の戦い(1184年)にて、先陣争いで川底の綱を切ったものと伝わるもの。糸巻の太刀は油小路忠吉在銘のものでは日本で唯一と伝わる名刀でした。
当然ながら、この盗難事件は諏訪大社周辺だけでなく、日本中で大騒ぎとなります。ところが、あまりの大騒ぎに恐れをなした犯人は、二振りの太刀を刀身と拵(こしらえ=日本刀の外装のこと)を自宅にてバラバラに切断したうえで、なんと諏訪湖へと投棄してしまったのでした。
その後、必死の捜索が行われましたが、現在に至るまで二振りの太刀は発見されていません。今も諏訪湖の底に眠っていることでしょう。
参照 : 昭和35年6月3日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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