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ニュース 今日は何の日?雑学 2024/06/22

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【今日は何の日?】6月22日=作家・有吉佐和子が「笑っていいとも!」をジャック(1984年)/ 雑学ネタ帳

06月22日(有吉佐和子).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

ちょうど40年前の1984(昭和59)年。正午からの人気バラエティ番組『笑っていいとも!』(フジテレビ)にゲスト出演した作家・有吉佐和子さん(当時53歳)が、司会のタモリさん(当時38歳)に促されても、そのまま番組に居座り、番組をジャックしてしまう"事件"が起きました。

この日は金曜日。前日に出演した俳優・有島一郎さんからの指名で番組冒頭の「テレフォンショッキング」のコーナーに出演した有吉さんでしたが、進行をまるで無視するかのような傍若無人ぶりを発揮。翌週月曜のゲストに同じく作家の橋本治さんを指名し、タモリさんが毎度書くことがお約束となっていた妖しげな伝言メモを「何ですかコレは!」とビリビリに破いてしまったり、持参したラジカセにて早稲田大学の応援歌を客席も一緒になって歌わせたりと自由奔放ぶりを発揮。観客席の女性客による「エーッ」という大合唱もガン無視です。

タモリさんが何度かコーナーの終了を告げるも、そのまま居座り、ついには後にコーナー出演を控える明石家さんまさん(当時28歳)が飛び出してきて「帰ってよ!」と言い放ち、有吉さんがようやく退場したのは番組も終盤の12時42分のことでした。

有吉さんの番組ジャックに対し、フジテレビには抗議の電話が殺到したそうですが、実はこれらは「番組上の演出」だったとか。番組スタート(82年10月)から1年8か月が過ぎ、視聴者も制作側も番組に慣れてきた時期に起きたハプニングでした。そのため生放送ならではの予測不能な魅力に、あらためて気がつかせる効果があった模様です。

実は数か月前に、同じくゲストで登場した黒柳徹子さんも同様の番組ジャック事件を起こしています。フジテレビでは10月から『笑っていいとも!』に続く午後1時から、同じく新宿スタジオアルタにて収録される新番組『ライオンのいただきます』の準備に入っていた時期です。

この番組は司会者(小堺一機さん)でも制御不能な「おばさまたち」のトークをメインとしており、~いいとも!における黒柳徹子さんや有吉佐和子さんの暴走ぶりと反響こそを下敷きにしたような感じでした。

黒柳徹子さんは同時間帯に『徹子の部屋』(テレビ朝日=当時は午後1時15~55分)が放送されているため出演は不可能として、視聴者に強烈なインパクトを残した有吉さんを出演させるプランがあったことは充分に考えられます。
 
ところが有吉さんは、ほぼ2か月後の8月30日に急性心不全のため死去。世間的には『笑っていいとも!』を番組ジャックする姿こそが、最期の姿となってしまいました。視聴者をハラハラと楽しませてくれた番組ジャック事件の「続き」が見られぬままの早世が、今さらながら悔やまれます。

 参照 : 昭和59年6月30日付の読売新聞夕刊

      文 / 高木圭介

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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