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【今日は何の日?】8月20日=無頼派・坂口安吾が酩酊して喫茶店に乱入・桐生市(1953年)/ 雑学ネタ帳
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71年前の1953(昭和28)年。無頼派として知られる作家・坂口安吾さん(当時46歳)が早朝5時30分ごろ、かなり酩酊した状態で群馬・桐生市泉町の「喫茶店パリス」を訪れ「起きろ!起きろ!」と騒ぎ立てては表ガラス戸を破壊。桐生署員がこれを取り押さえ、同署へと保護しました。
坂口さんは前夜(19日)の夜10時ごろにも同店で飲酒しており、いったんは市内本町1丁目の自宅に帰ったものの、三千代夫人(31歳)に乱暴を働こうとし、夫人が近所の病院へと避難するという騒ぎを起こしたばかりでした。
7月25日から8月5日まで、坂口さんと一緒に信州を旅行したという同じく"無頼派"と呼ばれた作家・檀一雄さん(当時41歳)は、新聞社の取材に対し「(旅行中は)酒を飲んでも荒れるようなことはなく、一時ひどかったアドルム(※当時、市販されていた睡眠薬)中毒もすっかり回復していた。暴れたとすれば、腹の立つことがあって意識的にやったのではないか」と語っていたそうです。
坂口さんは約1年半後の55(昭和30)年2月に脳出血のため死去。48歳の若さでした。
参照 : 昭和28年8月20日付の毎日新聞夕刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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