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ニュース 医療介護最新ニュース 2020/09/03

PCR検査、メンタル面にも有効 介護職の8割超が回答

介護のみらいラボ編集部コメント

アンケートに回答した介護職の約88%が、施設等で全職員がPCR検査を受けられたほうがいいと回答しました。日本介護クラフトユニオン(NCCU)が行った調査では、介護職は自身がコロナウイルスを人に感染させてはならないと責任感を感じており、安心して高齢者などハイリスク層を介護するためにも検査を希望しているということがわかりました。

介護職で組織する労働組合「日本介護クラフトユニオン(NCCU)」は2日、新型コロナウイルスのPCR検査に関する緊急アンケートの結果を公表した。【北村俊輔】

それによると、施設・事業所で働く全員がPCR検査を受けることについて、83.7%がメンタル面の負荷の軽減に有効だと答えている。

コロナ禍でメンタル面の負荷を感じているか聞いたところ、97.1%が「感じている」と回答。その理由(複数回答)では、「もし自分がウイルスを媒介してしまったら...と不安に思う(88.3%)」、「介護職は一般以上に生活の様々な自制・自粛が必要だから(72.3%)」、「自分自身が感染してしまうかもしれないから(55.4%)」などが目立っていた。

この緊急アンケートは8月26日から30日にかけて行われたもの。NCCUの組合員992人の答えを集計したという。

政府は8月28日の新型コロナウイルス対策本部で、今後の新たな取り組み方針を策定。高齢者や基礎疾患を持つ人への感染を防ぐため、施設・事業所の利用者、職員全員を対象として定期的に検査を行う考えを打ち出していた。

アンケート結果によるとこうした施策は支持されている。「全職員がPCR検査を受けられた方がいい」との回答は87.5%にのぼっていた。

NCCUはこれらを踏まえ、「全職員のPCR検査はメンタル面の負荷を軽減させるためにも極めて有効」と指摘。「クラスター発生防止はもちろん、介護職は安心してサービスを提供でき、利用者も必要なサービスを安心して継続利用できる」とし、全国的な検査体制の確保、全額公費による検査の実施を求めている。

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出典:介護のニュースサイトJOINT

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