Produce by マイナビ介護職 マイナビ介護職

介護の未来ラボ -根を張って未来へ伸びる-

ニュース 医療介護最新ニュース 2020/11/19

介護保険の費用額、過去最多10兆5095億円 最新統計を公表 厚労省

medicalnursingnews_20201119_01.jpg

《 厚労省 》

介護のみらいラボ編集部コメント

介護保険で使われた費用額が、2019年5月~2020年4月分で、10兆5095億円となり、史上最高額を更新しました。日本全体の税収入は2019年(補正後予算)が約60兆円ということを考えると、相当大きい割合の支出だということがわかります。
これは医療保険分などを含まない金額なので、社会福祉費合計だとさらに巨額になります。
介護は今後もニーズが高まりますが、介護報酬が上がるということはご利用者の利用料・介護保険料と税金が上がることなので、バランスが難しくなりそうです。

厚生労働省は18日、昨年度の介護給付費の動向をまとめた最新の統計(介護給付費等実態統計)を公表した。【Joint編集部】

利用者の自己負担も含めた費用額は、介護予防サービスも含めて10兆5095億円。前年度より3559億円(3.5%)増加し、過去最多を更新した。

令和元年度介護給付費等実態統計の概況

高齢化に伴うニーズの高まりが最大の要因。費用額の膨張は今後も続いていくとみられ、制度をどう維持するか、負担をどう分かち合うかが大きな課題となる。

政府は現在、来年4月に控える次の介護報酬改定をめぐる議論を進めている。ここで報酬を引き上げれば、サービス提供サイドが恩恵を受ける一方で国民の負担は増す。引き続き慎重に調整を進め、年内に大枠の方針を決定する予定だ。

昨年度の費用額をサービス類型ごとにみると、居宅サービスが4兆7010億円、地域密着型サービスが1兆8133億円、施設サービスが3兆4797億円、居宅介護支援(予防含む)が5155億円。いずれも前年度を上回っている。

昨年度の利用者数は611万1100人。前年度から2.3%増えた。受給者1人あたりの費用額は17万2600円で、前年度より2600円高くなっている。

国際感染症センター長 大曲貴夫先生に聞く(2) パニックは不要 病院・介護施設でコロナ時の面会はここに注意

【日本全国電話・メール・WEB相談OK】介護職の無料転職サポートに申し込む

出典:介護のニュースサイトJOINT

最新コラムなどをいち早くお届け!
公式LINEを友だちに追加する

お役立ち情報を配信中!
X(旧Twitter)公式アカウントをフォローする

介護職向けニュースを日々配信中!
公式Facebookをチェックする

SNSシェア