介護現場へコロナ補助金の追加支給を 自民・厚労部会が提言
《 自民・厚労部会 25日 》
自民党の厚生労働部会は25日、政府が編成作業を進めている今年度の第3次補正予算案についての提言をまとめた。【北村俊輔】
新型コロナウイルスの流行に伴う厳しい状況を踏まえ、介護現場に追加で補助金を支給することを盛り込んでいる。
厚労部会は提言で、「医療・介護・福祉の提供体制を守る」とのテーマを柱の1つに据え、「補助金による福祉施設などの支援」も明記。衛生用品の確保など新型コロナ対策に必要な経費を対象とし、感染防止策を徹底しながらサービスを継続できるよう後押しすべきと求めた。
介護現場への支援をめぐり政府は、既に今年度の第2次補正予算で4100億円超の財源(*)を投入。施設・事業所のかかり増し経費への補助を幅広く実施した経緯がある。
* この4100億円超は介護職への慰労金の財源も含んだ額
自民党の提言は、冬の訪れとともに第3波が来たことを踏まえたもの。重症化するリスクの高い高齢者らを守る介護現場を支えるため、補助金の追加支給を要請した格好だ。
この日、提言の内容は大筋で了承された。厚労部会の福岡資麿部会長は会合後、26日にも下村博文政調会長に提出すると説明。第3次補正予算案への反映を目指す考えを示した。
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介護のみらいラボ編集部コメント
新型コロナの影響で国民全体の収入が不安定になっている中、ご利用者の支払額が増えることになる介護報酬増は望み薄ですが、現場で尽力している介護施設のため、コロナ補助金の追加支給を自民党の厚生労働部会が提言しました。
内容は大筋で了承され、第三次補正予算案に盛り込まれる予定です。