コロナ禍でも高齢者が心身の健康を維持するコツを紹介 厚労省、動画など公開(リンクつき)
《 介護保険最新情報Vol.894 》
以前より元気がないように感じる、家に閉じこもりがちになってきている − 。そうした人と接するシーンなどで大いに役立ちそうだ。【Joint編集部】
新型コロナウイルスの流行によって通いの場などの開催が難しくなるなか、厚生労働省は高齢者が感染リスクを避けながら健康を維持するポイントをまとめた動画、リーフレット、ポスターを作成した。
特設サイトにまとめて掲載している。キャッチフレーズは、「コロナに気をつけ、ココロもカラダも健康に!」。高齢者を支える立場の介護職にとっても参考になる内容だ。
例えば動画。運動や食事、口腔ケア、人との交流などについて、日々の生活で気をつけるべき点が分かりやすく解説されている。
1人、もしくは少人数で散歩や体操をする、なるべく栄養バランスの取れた食事を1日3回とる、電話やメール、SNSなどでコミュニケーションをとる、毎食後・就寝前にきちんと歯磨きをする − 。こうした大切なことを改めて伝えられる。
ナビゲーターは俳優の石坂浩二さんとフリーアナウンサーの木佐彩子さん。高齢者にスマホで動画をみせてあげるだけでも有効かもしれない。特設サイトには全国各地で考案された体操の動画をまとめた「ご当地体操マップ」もある。
* 厚生労働省「地域がいきいき 集まろう!通いの場より」。この動画は「ダイジェスト版」で、特設サイトには他にも多くの動画がある。
厚労省は介護保険最新情報のVol.894で特設サイトを改めて周知。現場の関係者にも積極的な活用を呼びかけている。
動画とともに公表されたリーフレットでも、「庭いじりや片付け、農作業も効果的」「作ったことのない料理に挑戦」「毎日の運動メニューを記録して達成感を」といった分かりやすいメッセージが発信されている。特設サイトにはこのほか、感染リスクに配慮して通いの場を再開する際の注意点を整理したコンテンツなども用意されている。
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介護のみらいラボ編集部コメント
コロナ禍で家に閉じこもりがちとなり、健康状態が悪化している高齢者が増加している事態を受けて、厚生労働省は高齢者がコロナ感染のリスクを避けながら健康を守るための動画・パンフレットなどを作成しました。ノウハウを集めた特設サイト「地域がいきいき 集まろう!通いの場」に掲載されています。
感染予防や健康のため注意してほしいこと一覧や、短いダイジェスト動画、じっくり見られて一緒にやれるご当地体操動画など、高齢者でなくても使えるコンテンツがいっぱいです。