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ニュース 医療介護最新ニュース 2021/01/12

介護の資格とマイナンバーをひもづけ 24年度にも開始 手続きを効率化 厚労省

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《 8日の有識者会議 》

介護のみらいラボ編集部コメント

厚生労働省が介護や医療の資格情報をマイナンバーとひもづけていくことを決定しました。
介護では介護福祉士、介護支援専門員(ケアマネジャー)、社会福祉士など。医療も医師、薬剤師など主な資格ほぼ全てです。
新しく資格を獲得した場合、オンラインで資格追加の届け出が完結するほか、転職時に資格の証明をする際もオンラインで提出できるようになります。
政府のデジタル化推進の一環です。

医療や介護に関する各種の資格とマイナンバーを結び付け、利便性の向上や事務作業の効率化につなげていく − 。厚生労働省は8日にこうした方針を決定した。【Joint編集部】

昨秋から構想を詰めてきた有識者会議の会合を開催。今後の具体化に向けた報告書をまとめた。

社会保障に係る資格におけるマイナンバー制度利活用に関する検討会:報告書

対象は主要な資格ほぼ全てだ。医師、薬剤師、看護師、リハ職、介護福祉士、社会福祉士、ケアマネジャーなど計31資格(*)があげられている。

* 対象資格
医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、視能訓練士、義肢装具士、言語聴覚士、臨床検査技師、臨床工学技士、診療放射線技師、歯科衛生士、歯科技工士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、救急救命士、介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士、公認心理師、管理栄養士、栄養士、保育士、介護支援専門員、社会保険労務士

政府全体で推し進めるDX(デジタルトランスフォーメーション)の一環。厚労省はデジタル庁の設置法案などとあわせて、関連法案を18日に召集される通常国会へ提出する。システム設計・開発などの準備を経て、2024年度にも運用を開始する計画だ。

マイナンバーと各種の資格を結び付けるメリットは多い。例えば、試験に受かるなどして最初に資格の登録をする時、あるいはその情報を変更する時の手続きの効率化だ。

戸籍抄(謄)本や住民票の写しなどを窓口へ持っていく必要はなくなる。マイナンバーカードやマイナポータルを使えば、全ての手続きをオンラインのみで完結させることも可能。本人が亡くなった時の登録抹消申請の簡略化も図れる。

また、患者・利用者に資格を提示する時、就職にあたって資格を証明する時も便利だ。

PCやスマホからマイナポータルにログインし、資格情報のページなどを見せれば事足りる。資格情報を電子的に提供することもでき、わざわざ免許証の原本やコピーを用意しなくても済むようになる。マイナンバー制度のセキュリティ対策を踏まえ、報告書には「医師などへのなりすましはより困難になる」と記載された。

「これまで紙ベース、対面ベースだった手続きの抜本的な見直しができる」。厚労省の担当者は会合でそう述べた。

今後、新たに資格を取得する人にマイナンバーの登録を求めていく考え。既存の専門職にも同じ呼びかけをするほか、個々の届け出の機会なども通じて登録を要請していく考えだ。

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出典:介護のニュースサイトJOINT

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