「LIFE」を簡単に学べるサイト開設 全国老人福祉施設協議会、Q&Aもあり
全国老人福祉施設協議会が4日、公式サイトに「LIFE活用ポータルページ」を開設した。【鈴木啓純】
新年度から本格的な運用が始まる介護保険の新たなデータベース「LIFE」− 。正直まだよく分からない、という人にはかなり便利なコンテンツだ。
制度の概略や活用方法などが分かりやすく解説されているほか、国の関係通知へのリンクもまとめられている。独自の「よくわかるQ&A」は、現場の関係者から寄せられた質問を基に作られたもの。示されている回答・解釈の信頼性は高い。老施協が厚生労働省の担当部局の確認をとったという。
簡単にいうとライフとは何か、という基本から導入手順、入力方法、対象加算、フィードバックデータの活かし方まで、明日の事業運営に役立つ幅広い情報をワンストップで収集できる。その都度検索をかけて色々なサイトを探し回る手間も省けそうだ。行き詰まった時に頼るヘルプデスクのメールアドレス、連絡先も紹介されている。
LIFEは科学的介護の基盤として育てられていく新たなデータベース。レセプトなどを蓄積している既存の「介護保険総合データベース」とは、主に事業者が情報を提供していく点が大きく異なる。厚労省は新年度の介護報酬改定で、LIFE構築へのコミットを現場に促す加算をサービス横断的に新設した。
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介護のみらいラボ編集部コメント
LIFEは、科学的介護のいわばシンボルともいえる、4月から運用スタートする介護データベースです。
LIFEへの情報提供など活用することにより、介護サービスを横断する加算が設けられたほか、将来的な日本の介護政策を考えても、早めに理解して使用開始したほうがいいのは明らかです。しかしいまいちよく分かっておらず、どこから手を付けたらいいかわからないときにこの全国老人福祉施設協議会のLIFE説明サイトがおすすめです。
マニュアルなどへのリンクもあり、動画もあり、どこに何があるのかわかりやすいページです。
4月からのLIFE使用のためには3月25日までの登録が必要なので、こちらも併せて忘れないようにしたいですね。