コロナワクチンで打ち間違い発生 厚労省 介護施設にも注意呼びかけ
高齢者施設での新型コロナウイルスワクチンの接種をめぐり、厚生労働省は打ち間違いに注意するよう改めて現場へ要請する通知を先週末に発出した。【鈴木啓純】
「高齢者施設では複数の入所者に対して同じ日に接種が行われることが想定される。本人確認を徹底するようお願いします」
厚労省はそう通知した。視認のみのチェックに留めることなく、例えば以下の手法を用いるよう呼びかけている。
○ 接種券や予診票を使って対象者であることや接種歴を確認する。
○ 対象者とそうでない人が混在しないよう、接種を行う区域を明確にする。
○ 接種時に予診票や接種予定者リストなどで本人確認を行う。
○ 予診票を対象者の手元におき、接種終了時に回収する。
厚労省は既に、打ち間違いなどのアクシデントが生じた際に国へ報告するよう自治体に求めている。高齢者施設についてはこれまでに、18日以上など十分な間隔を開けずに2度目の接種をしてしまった事例が報告されたという。今後、接種が全国で更に本格化していくことも念頭に改めて注意を促している。
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介護のみらいラボ編集部コメント
新型コロナワクチンの高齢者への接種が本格化してきました。それに伴って、高齢者施設などで、ワクチンの打ち間違いなどが発生しています。
具体的には、第1回目接種後18日あけずに2回目を接種してしまうなどのもので、本人確認を徹底するよう厚生労働省が注意を呼びかけています。