介護施設のクラスター、1週間で13件 前週より8件増加

《 厚労省 》
厚生労働省は4日、全国の高齢者施設でこれまでに発生した新型コロナウイルスのクラスターの件数が、2日0時までの時点で1770件にのぼったと発表した。【Joint編集部】
1週間の発生件数は13件。今年最少だった前週(5件)より8件増え、直近4週間では最多となった。ワクチン接種が進んだことで減少傾向が鮮明になっているが、依然として予断を許さない状況が続いている。
専門家で構成する厚労省のアドバイザリーボードは4日の会合で、現状を「これまでに経験したことのない感染拡大。感染者数の急速な増加に伴い、これまで低く抑えられていた重症者数も増加が続いている」と分析。「比較的若い層の重症者だけでなく、高齢者も絶対数として増えていることにも注意が必要」と指摘した。
また、全国の医療機関でこれまでに発生したクラスターは2日0時時点で1266件。前週から6件増だった。クラスターが最も多いのは前週から70件増の「企業等」。これまでの合計は1910件となり、高齢者施設や飲食店(1692件)などを上回っている。
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介護のみらいラボ編集部コメント
厚労省は全国の高齢者施設でこれまでに発生した新型コロナウイルスのクラスター件数が1770件(8月2日0時までの時点)にのぼったと発表。1週間の発生件数は13件。今年最少だった前週(5件)より8件増え、直近4週間では最多となっています。
ワクチン接種が進んだことで減少傾向が鮮明になっていますが、依然として予断を許さない状況が続いています。クラスターが最も多いのは前週から70件増の「企業等」で、これまでの合計は1910件。高齢者施設や飲食店(1692件)などを上回る数値となっています。