高齢者らへの3回目のワクチン接種、厚労相「必要なら早急に体制を整備」
《 田村憲久厚労相 10日 》
高齢者らを対象とする新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種を実際に行うのか − 。田村憲久厚生労働相は10日の閣議後会見で、「早急に審議会を開いて方向性を決めないといけない」との意向を示した。【鈴木啓純】
高齢者らへの3回目の接種をめぐっては、政府分科会の尾身茂会長が9日に政府へ検討を求めた経緯がある。西村康稔経済再生担当相は9日夜の会見で、「既に接種から半年近くが経過した人もいる。介護施設で2回接種した高齢者が感染する例も少し出始めている」と指摘していた。
田村厚労相は10日の会見で、「3回目の必要性についてデータをしっかりと分析していく。最終的には厚生科学審議会の下で判断して頂く」と説明。「そこで必要だということになれば、早急に体制を整備しなければならない」との認識を示した。
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介護のみらいラボ編集部コメント
田村厚労相は9月10日の閣議後会見において、高齢者らが対象の新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、「3回目の必要性についてデータをしっかりと分析していく。最終的には厚生科学審議会の下で判断して頂く」と説明したうえで「早急に審議会を開いて方向性を決めないといけない」との意向を示しました。高齢者らへの3回目の接種をめぐっては、政府分科会の尾身会長が9月9日に政府へ検討を求めた経緯があります。