介護施設のクラスター、オミクロン株の流行後初の減少 依然として高水準続く

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厚生労働省は2日、全国の高齢者施設でこれまでに発生した新型コロナウイルスのクラスターが4000件を超えたと発表した。【Joint編集部】
2月28日0時までの直近1週間では363件。過去最多だった前週から119件少なかった。「オミクロン株」の流行後で減少は初めて。
感染拡大のピークアウトが指摘される地域もあるなか、高齢者施設のクラスター件数も減少に転じた。ただ、依然として第5波のピークのおよそ8倍にあたる水準。極めて厳しい状況に変わりはない。
政府は引き続き高齢者施設でのワクチンの追加接種を急ぐ構え。後藤茂之厚労相は2日の衆議院・厚労委員会で、2月中にも高齢者施設の希望者の接種を終わらせたいとしていたこれまでの目標について、「いま現状把握の調査を行っている。1件でも多く、1施設でも多く接種が進むよう引き続き全力で取り組む」と述べた。
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介護のみらいラボ編集部コメント
3月2日、厚労省が全国高齢者施設で発生した、これまでの新型コロナウイルスのクラスターが4000件を超えたと発表。2月28日0時までの直近1週間では363件。過去最多だった前週から119件減少しました。「オミクロン株」流行後の減少は初のケースとなります。感染拡大のピークアウトが指摘される地域もあるなか、高齢者施設のクラスター件数も減少に転じています。ただ、依然として第5波ピーク時のおよそ8倍にあたる水準にあり、極めて厳しい状況に変わりはありません。