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科学的介護のLIFE、ADL維持等加算の算定ツールに不具合 厚労省が対応策を通知

《 介護保険最新情報Vol.1069 》
LIFE(科学的介護情報システム)に新たなバグが見つかった。厚生労働省が21日に出した介護保険最新情報のVol.1069で報告した。【Joint編集部】
不具合が確認されたのは、先月末にリリースされた今年度の「ADL維持等加算」の算定ツール。ユーザーが特定の操作をするとエラーが起きるという。具体的には、
(1)「対象外とする理由(必須)」で入力した内容が消える
(2)「初月」「6月後」に適切な引用入力がされない
などが見つかっている。厚労省によると、このうち(1)は4月14日に行われたアップデートで対応済み。(2)は解消されておらず、介護ソフトからcsvファイルを取り込む際の外部システム管理番号の設定などにより発生しているという。
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厚労省はこうした不具合を踏まえ通知で、昨年4月から今年3月までを評価対象期間として今月からADL維持等加算を算定する場合について、以下のように取り扱いをアナウンスした。
◯ 適切な引用入力がされず、当該ツールを用いてADL利得を計算できない場合については、今月中にLIFEホームページで、計算用ツール(エクセルファイル)を配布しますので、お手数をおかけしますが、計算用ツールを用いてADL利得に係る基準を満たすかの確認をお願いします。
◯ なお、介護ソフトからcsvファイルを出力し、LIFEにインポートした際に、過去の入力内容が消去される事象が発生する場合には、csvファイルの外部システム管理番号に起因した事象と考えられますので、事業所での対応が可能な場合には、加工したcsvファイルを用いることで、上書きされたデータを改めて取り込むことも可能です。
厚労省はあわせて、(1)の不具合に伴ってLIFEへのデータ提出が困難となった事業所もADL維持等加算の算定は可能と説明。既出の通知で示した「システムトラブルなどによるやむを得ない場合」に該当するとした。
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介護のみらいラボ編集部コメント
厚労省が4月21日に出した介護保険最新情報のVol.1069によりますと、LIFE(科学的介護情報システム)に新たなバグが発見されました。不具合が確認されたのは、3月末にリリースされた今年度の「ADL維持等加算」の算定ツール。ユーザーが特定の操作をするとエラーが起きるといいます。具体的には、「『対象外とする理由(必須)』で入力した内容が消える」「『初月』『6月後』に適切な引用入力がされない」などが見つかっています。