熱中症、感覚・調整機能低下の高齢者は注意を~厚労省がリーフレット作成

厚生労働省が作成した熱中症予防のリーフレット
厚生労働省は、熱中症予防のリーフレットを作成し、ホームページに掲載した。高齢者については、「暑さや水分不足に対する感覚機能が低下しており、暑さに対するからだの調整機能も低下しているので、注意が必要」としている。【新井哉】
リーフレットでは、嘔吐や頭痛、倦怠感などの熱中症の症状を取り上げ、応急処置をしても症状が改善されない場合は医療機関を受診するよう呼び掛けている。
熱中症が疑われる人を見かけた場合は、「エアコンが効いている室内や風通しのよい日陰など涼しい場所へ避難」「水分・塩分、経口補水液などを補給」といった応急処置を行う必要性を記載。自力で水が飲めなかったり、応答がおかしかったりした時は、ためらわず救急車を呼ぶよう求めている。
また、暑さを避けて熱中症を予防する方法として、▽扇風機やエアコンで温度をこまめに調整▽遮光カーテン、すだれ、打ち水を利用▽外出時には日傘や帽子を着用▽天気のよい日は日陰を利用-などを挙げている。
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出典:医療介護CBニュース
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介護のみらいラボ編集部コメント
厚生労働省が熱中症予防のリーフレットを作成し、ホームページに掲載しました。 特に高齢者については「暑さや水分不足に対する感覚機能が低下しており、暑さに対するからだの調整機能も低下しているので、注意が必要」とし、応急処置を行っても症状が改善されない場合は医療機関を受診するよう呼びかけました。