Produce by マイナビ介護職 マイナビ介護職

介護の未来ラボ -根を張って未来へ伸びる-

ニュース 医療介護最新ニュース 2023/01/20

#介護医療院#介護施設

介護医療院の施設数が前年比で15.1%増加―21年介護施設・事業所調査

介護のみらいラボ編集部コメント

2021年の「介護サービス施設・事業所施設調査の概況」(厚生労働省が12月27日に公表)によると、24年3月末で廃止予定の介護療養型医療施設の施設数が前年比で24.3%減少し、介護医療院は15.1%増加していました。病床転換が一定程度進んでいることが窺えます。 他にも、介護保険施設の1施設当たり定員数と利用率や、居宅サービスの利用者1人当たり利用回数などの調査結果も知ることができます。

厚生労働省は12月27日、2021年の「介護サービス施設・事業所施設調査の概況」を公表した。それによると24年3月末で廃止予定の介護療養型医療施設の施設数が前年比で24.3%減少する一方で、介護医療院は15.1%増加。病床転換が一定程度進んでいることを窺わせた。

調査では、21年10月1日現在で活動中の施設・事業所の状況を集計した。介護保険施設の施設数は、「介護老人福祉施設」8414施設(前年比1.3%増)、「介護老人保健施設」4279施設(0.6%減)、「介護医療院」617施設(15.1%増)、「介護療養型医療施設」421施設(24.3%減)。居宅サービス事業所数は、「訪問介護」3万5612事業所(1.5%)、「訪問看護ステーション」1万3554事業所(9.4%増)、「通所介護」2万4428事業所(1.4%増)、「通所リハビリテーション」8308事業所(0.5%減)―などとなった。

地域密着型サービスでは、「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」と「複合型サービス(看護小規模多機能型居宅介護)」の増加が著しく、それぞれ1178事業所(7.2%増)、817事業所(14.9%増)となった。

■特養と介護医療院は9割を超える利用率に

介護保険施設の1施設当たり定員数と利用率をみると、「介護老人福祉施設」69.6人・95.5%、「介護老人保健施設」87.0人・88.3%、「介護医療院」62.5人・92.9%、「介護療養型医療施設」32.5人・83.2%―となっており、介護老人福祉施設と介護医療院では利用率が9割を超えていた。

居宅サービスの利用者1人当たり利用回数(21年9月実績)は、「訪問介護」21.1回、「訪問看護」7.7回(医療保険等の利用を含む)、「通所介護」9.4回、「通所リハビリテーション」8.2回などだった。

職種別の従事者数のうち介護職員(訪問介護員)の状況をみると、介護保険施設は、「介護老人福祉施設」29万5957人、「介護老人保健施設」12万7611人、「介護医療院」1万1529人、「介護療養型医療施設」4820人。居宅サービスは、「訪問介護」51万2890人、「通所介護」22万3488人―などとなった。

スピード転職情報収集だけでもOK

マイナビ介護職は、あなたの転職をしっかりサポート!介護職専任のキャリアアドバイザーがカウンセリングを行います。

はじめての転職で何から進めるべきかわからない、求人だけ見てみたい、そもそも転職活動をするか迷っている場合でも、キャリアアドバイザーがアドバイスいたします。

完全無料:アドバイザーに相談する

出典:Web医事新報

最新コラムなどをいち早くお届け!
公式LINEを友だちに追加する

お役立ち情報を配信中!
X(旧Twitter)公式アカウントをフォローする

介護職向けニュースを日々配信中!
公式Facebookをチェックする

SNSシェア