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ケアマネ試験の受験要件緩和、2027年度の制度改正に向け具体化検討 厚労省方針
ケアマネジャーの資格を新たに取得するための試験(実務研修受講試験)について、厚生労働省は受験要件を緩和する方針を決めた。
人材確保などケアマネジメントの課題を議論してきた有識者会議で2日、当面の対策の方向性を描いた「中間整理」をまとめた。その中に方針を盛り込み、次の2027年度の制度改正に向けて具体的な検討を進める意向を示した。
ケアマネジャーの実務研修受講試験は現行、保健・医療・福祉の法定資格に基づく業務、または一定の相談援助業務に就いた期間が通算5年以上の人などが挑戦できる。
厚労省は今回の「中間整理」で、受験要件の対象資格と実務経験年数の双方を緩和する考えを打ち出した。
対象資格については、「ケアマネジャーに求められる専門性を勘案し、資質として相談援助技術が重要な要素を占める資格を中心に追加を検討する」と説明。実務経験年数については、「一定の要件を満たす場合に限り見直す」と記した。
今後、2027年度の制度改正を議論する社会保障審議会・介護保険部会で具体策をめぐる協議を進めるとしている。
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介護のみらいラボ編集部コメント
厚労省がケアマネジャーの資格を新たに取得するための試験(実務研修受講試験)について、受験要件を緩和する方針を決定。当面の対策の方向性を描くためにまとめた「中間整理」によると受験要件の対象資格と実務経験年数の双方を緩和する考えを打ち出し、今後、2027年度の制度改正を議論する社会保障審議会・介護保険部会で具体策をめぐる協議を進めるとしています。