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ニュース 介護業界ニュース 2024/03/05

#インタビュー

実は身近な問題となる「介護」の現実を知るきっかけに|TOKYOかいごチャレンジインターンシップ

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介護のみらいラボ編集部コメント

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TOKYOかいごチャレンジインターンシップ
きっかけ、体験、感想...かいチャレ参加者に聞いてみました!
「かいチャレ」体験者:Oさん・40代女性

どなたにも気軽に「介護職」を体験していただける【かいチャレ(TOKYO介護チャレンジインターンシップ)】に参加された方にお話を聞く本企画。今回は「介護を知るきっかけになれば」という思いで「ケア・シーンデイサービスふれあ」での1日職業体験を経験したOさんに、参加にいたるまでの思い、そして、参加後の心境の変化などについておうかがいしました。

1.インタビュースタート!

――まず「かいチャレ」に参加しようと思った理由から教えてください。

両親が高齢になり、そろそろ介護についていろいろ知っておいたほうがいいと思ったのが「かいチャレ」に興味を持った最初のきっかけでした。おかげさまで、うちはまだ両親とも健康に過ごしていますが、仲の良い友人には、ご両親の介護に直面している人も何人かいます。今のうちに介護に向き合っておくことが、近い将来の備えになるかもと考えたんです。

「かいチャレ」について知った当初は、「介護職に就くことを考えている方のためのプログラムでしょ?」と思っていたので、自分のような動機で参加してもいいのか不安でした。そのため、まずはオンライン説明会に参加し、カウンセラーの方に相談してみることにしたんです。気になっていることについて質問したり、相談することができたおかげで、ちょっとした興味や関心で参加する人もたくさんいることを知り、安心して応募することができました。

2.デイサービス施設での1日職業体験に参加!

――Oさんが参加された職業体験について教えてください。

私は「ケア・シーンデイサービスふれあ」というデイサービス施設での1日職業体験に参加しました。「かいチャレ」では、どんな介護施設での職業体験に参加するか、事前にカウンセラーさんと相談して決めることができます。特養老人ホームなどの本格的な介助が必要な方々へのケアを体験できる施設もあるということでしたが、まずはお元気な方が多いというデイサービスから体験してみたかったので、自宅からも近い「ケア・シーンデイサービスふれあ」でお世話になることにしたんです。まずは気軽に参加したかったので、時間も一番短い「1日4時間」でお願いしました。



――当日の流れについて説明していただけますか。

当日は、事前に指示のあったジーンズ以外の動きやすい服装で、直接デイサービス施設を訪問しました。そこでまずオリエンテーションとして介護職についての基本知識や、介護業界の現状、そして、それに合わせてデイサービスのあり方がどのように変わってきたのかなど、さまざまな事柄について説明を受けました。介護業界の深刻な人手不足など、知っているようで知らないことも多くて、いろいろ勉強になりましたね。その後、職業体験としてデイサービスの一環であるレクリエーションのお手伝いをさせていただきました。

――具体的にはどのようなお仕事をされたのですか。

その日のレクリエーションのメニューは、「トランプの7ならべ」と「アロママッサージ」でした。私がうかがったのはちょうどトランプの時間帯でしたので、ご利用者様にカードを配ったり、ゲームの合間にお茶を入れて回ったりといった簡単なお手伝いをさせていただきました。そのうち私もトランプに参加させていただき、ご利用者様と一緒に楽しんだり、いろんなお話もさせていただきました。皆さんが以前に制作された塗り絵なんかも見せてもらったり、本当に和やかな時間でしたね。職業体験というよりも、職員やご利用者様と一緒に楽しんでいるような感覚でした。お役に立てたのかわかりませんでしたが、皆さんの笑顔や楽しそうな雰囲気に触れることができ、心から「参加してよかった」と思いました。

3.介護職を体験してからの変化

――1日の介護体験を終えて、変わったことはありましたか。

介護職の現状やその現場について、学べたことはいろいろありました。例えば、私がお手伝いさせていただいたレクリエーションについてもそのひとつ。ご高齢の方の運動機能の回復や維持、心身の活性化を目指すレクリエーションにも、本当にさまざまな種類があるということについても、職員の方に説明していただきました。私が訪問した日はカードゲームのほか、アロママッサージを行うことになっていて、施設全体がすごくいい香りに包まれていたんです。「こんなレクリエーションもあるんだ」と驚いたのですが、そのほかにも訓練されたワンちゃんと触れ合える「ドッグセラピー」や、癒し効果のある音楽を楽しむ「音楽セラピー」といったメニューもあるそうです。これらは介護士さんたちがインターネットやSNSなどで面白そうな情報を集め、ボランティアで講師役を務めてくれる方を探しているという話もうかがいました。IT活用による多様化などで、介護の現場もどんどん変わっているのを、ほんの少しですが実感できました。



――そんな変化を感じることで、介護に対する印象は変わりましたか。

はっきりと変わりましたね。職業体験をするまでは、介護というのは「大変なもの」「厳しいもの」という、どちらかと言えばマイナスのイメージばかりを持っていました。人不足で厳しい現場もあるようですが、私が接した介護の現場は、職員さんもご利用者さんも本当に和やかでした。ご利用者さんに楽しんでいただけるよう、職員さんも本当にいろんな工夫や努力をされていることも知り、それによって介護のあり方もより多様で、充実したものになってきているということも感じました。今後、私の両親、そして自分自身が介護を受ける立場になったときのことについても、少し明るい気持ちで向き合うことができるようになった気がしています。

4.これから「かいチャレ」に参加する方へのメッセージ

――「かいチャレ」に興味を持っている方に伝えたいことはなんですか。

介護に対して少しでも興味があるのなら、気軽に参加できる「かいチャレ」はとてもいい機会であることは間違いありません。短い時間でしたが、私自身も実際に介護の現場を見せていただいたことで、わかったこと、気づいたことがたくさんありました。

私は今の仕事に満足していますので、「すぐに転職」という気持ちはないのですが、本格的に介護職にチャレンジしてみたいと考えていたり、前向きに検討されている方にとっては、将来の職場を知るという意味でも参加してみる価値のあるプログラムだと思います。「かいチャレ」では、3つの介護施設の職業体験に参加できるので、いろんなタイプの介護サービスを体験しながら、将来の活躍の場について考えてみてもいいかもしれませんね。私も今回の体験で介護について「もっと知りたい」という気持ちが生まれましたので、今後、異なる施設のお仕事も体験させていただこうと考えています。本当にいい取り組みだと思いますので、多くの方が介護を知るきっかけになればいいなと思っています。

――ありがとうございました。

カウンセラーから一言!

介護を知るきっかけを得るために「かいチャレ」にご参加いただいたOさん。インタビューにもありますが、Oさんのように介護に対する興味から介護体験を希望される方からもたくさんご相談をいただいています。気軽に介護に接したい方、自分の活躍の場として介護を検討される方、どなたにもご参加いただければと思いますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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