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ニュース 今日は何の日?雑学 2023/01/24

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【今日は何の日?】1月24日=新旧漫画の神様・田河水泡と手塚治虫がテレビで対談(1966年) / 雑学ネタ帳

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 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

56年前の1966(昭和41)年。NHK総合で放送の30分番組『この人この道』(夜11月10分~)で、戦前と戦後を代表する漫画の神様田河水泡さん(当時66歳)と手塚治虫さん(当時37歳)の対談が実現しました。

聞き手はジャーナリストの入江徳郎さん。田河さんがホストで、若い手塚さんがゲストという体裁でした。

のらくろ』『蛸の八っちゃん』『凸凹黒兵衛』などのヒット作で知られる田河さんは1899(明治32)年生まれ。東京・本所(現・墨田区)で育った田河さんは、東京美術学校(現・東京芸術大学)図案科を卒業し、その後は落語作家を志します。しかし生活が苦しいため漫画家に転向。31(昭和6)年に発表した『のらくろ』が大人気となり、戦前期最大のヒット作品となりました。

この番組では、そんな田河さんの歴史を振り返ると同時に、戦後に漫画家デビューし、この時期は漫画の枠を飛び出し、アニメーションの世界でも『鉄腕アトム』や『ジャングル大帝』などを大ヒットさせていた時代の寵児・手塚さんと対談。ともに空前の漫画ブームについて語り合ったのです。もし番組が保存されていましたら、漫画史を語るうえでも貴重な記録となっていたことでしょう。

約30歳の年齢差がある田河さんと手塚さんでしたが、ともに1989(平成元)年に死去(手塚さんは2月9日に60歳で没、田河さんは12月12日に90歳で没)。また番組で聞き手を務めていた入江さんも同年中に亡くなっています。

田河さんは2月11日、手塚さんの通夜に出席した帰り道、弟子たちにのらくろの執筆権継承について自ら提案。約10か月後に田河さんが亡くなった後は弟子である山根青鬼さん山根赤鬼さん永田竹丸さんらが、のらくろの漫画やイラストを描き続けていました。
 
 参照 : 昭和41年1月24日付の読売新聞朝刊
 

 文 / 高木圭介

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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