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【今日は何の日?】3月11日=警視庁が都内2か所に「酔っ払い保護所」をオープン(1960年) / 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
63年前の1960(昭和35)年。路上にて大声で歌ったり騒いだり、眠ってしまったり、夜中でも開いている交番に怒鳴り込んだりと、なにかと夜の町で迷惑な存在だった酔っ払いを取り締まるため、警視庁が「酔っ払い保護所」を、この日の夕方から港区の鳥居坂と台東区の日本堤と2か所にオープンしました。
"開店"早々、日本堤保護所に担ぎ込まれた栄え......はない第1号の大トラは、北区田端新町の路上で倒れつつ、何やらわめいていた50歳ぐらいの職人風の男性でした。
完成したての保護所のドアをくぐった男は、見知らぬ場所とあって当初こそゴネていたものの、純白の部屋とフワフワしたビニール張りのベッドが気に入ってしまい「ここはいい」とご機嫌に。次第には「胃薬をくれ!」「毛布をくれ!」と注文を連発すると、たちまちグーグーと眠ってしまったそうです。
保護所には翌朝に聞かせて酔っ払いを反省させるための最新機器として、その酩酊ぶりを録音するためのテープレコーダーが備え付けられていました。しかしテープレコーダーには大イビキの音しか録音されておらず、まったく役に立たなかったそうです。
参照 : 昭和35年3月12日付の毎日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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