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【今日は何の日?】4月4日=木村屋のあんぱんが明治天皇に献上(1875年) / 雑学ネタ帳
桜あんぱん(画像はイメージです)
147年前の1875(明治8)年。東京・向島の水戸藩下屋敷(現在、浅草駅を出発した東武電車が隅田川を渡ってすぐ左側の窓下に見えるあたり)にて、明治天皇と皇后両陛下がお花見を催しました。そこで両陛下にお茶菓子として献上されたのが、木村屋で作られた「あんぱん」でした。
文明開化の明治初期。いち早くパンを作り始めていた木村屋でしたが、米食が根づく日本国内において、なかなかパン食は普及しませんでした...。そこで創業者の木村安兵衛さんと次男の英三郎さんが、酒まんじゅうをヒントに酒種のパン生地に餡を埋め込んだ「あんぱん」を考案したところ、これが食事ではなくお菓子として評判を呼ぶことになります。
当時、天皇家の侍従だった山岡鉄舟氏があんぱんの大ファンだったこともあり、お花見での献上物として推薦。あんぱんに日本を象徴する国花である桜の花びらを塩漬けにしたものをへそ押ししたあんぱんを献上したところ、明治天皇だけでなく皇后陛下の大のお気に入りとなり、「引き続き収めるように」と皇室御用達となったそうです。
これを一般向けに「桜あんぱん」として販売したところ大ヒット商品となり、あんぱんだけではなく、パンそのものが日本国内に定着するきっかけともなりました。これを記念して、あんぱんが明治天皇に献上された4月4日が「あんぱんの日」として一般社団法人 日本記念日協会により認定、登録されました。
ちなみに、4月4日は桃の節句(3月3日)と端午の節句(5月5月)に「挟まれている」ということに由来して、似て非なるスイーツである「どらやきの日」としても認定されています。
今日は全国各地であんぱんやどらやきのフェアが開催される予定なので、仕事帰りに目にして、ついつい買ってしまう人も多いことでしょう。
参照 : 木村屋総本店HP より
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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