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【今日は何の日?】4月6日=三菱ダイヤモンド・サッカー(東京12チャンネル)が放送スタート(1970年) / 雑学ネタ帳
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《画像はイメージです》
52年前の1970(昭和45)年。まだ日本国内で現在ほどサッカー人気が高くなかった時代に毎週、本場の欧州国内リーグやW杯など、海外サッカーを番組で紹介し続けたのが、この日から東京12チャンネルで放送がスタートした『三菱ダイヤモンド・サッカー』でした。
11月21日に開幕するFIFAワールドカップ・カタール大会に向け、テレビ局による放映権獲得競争が話題となっています。現段階でNHK、テレビ朝日、フジテレビでの地上波中継が決定し、ネット放送のABEMAが全64試合を中継することが報じられています。
さて、日本国内でサッカーがテレビ中継の人気コンテンツとなったのは1993年のJリーグ発足以降のこと。日本代表がW杯に初出場したのは、ほんの24年前(98年=フランス開催)のことでした。それまで子どもたちが遊びでサッカーをするにしても、ポジションやフォーメーションなんて概念は希薄。キーパー以外の全員がボールを追いかけ走り回るようなモノでした。「ハットトリック」なんてサッカー用語を耳にしても、まだ多くの人が早野凡平さん(鼻歌とともに帽子を変幻自在に変化させる芸人)のことを思い出していた時代です。
前身は68年4月から放送されていた『英国プロサッカー』で、この日(月曜夜10時)から『三菱ダイヤモンド・サッカー』として新番組としてスタート。1回目の放送は「トッテナムvsマンチェスター」のカードでした。
現在ではとても考えられない、スローな放送スケジュールですが、この番組では70年のW杯メキシコ大会の各試合、74年のW杯西ドイツ大会の全試合を1年間かけてじっくりと放送。とくに西ドイツ大会では決勝戦のみ別枠の特番で初の生中継することにも成功しました。78年のアルゼンチン大会も半年間かけて放送されています。番組は昭和ラストの88年まで続き、93年4月にJリーグ発足と同時に再スタートし96年まで放送され続けました。
今回のW杯カタール大会中継にテレビ東京(旧東京12チャンネル)の名前は入っていません。しかし、不毛の時代からサッカーの魅力を発信し続けたテレ東こそが、日本国内における「サッカー普及の父」なのかも知れません。
文 / 高木圭介
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