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ニュース 今日は何の日?雑学 2022/04/07

#1963年#NHK#今日は何の日?#大河ドラマ#昭和38年#花の生涯

【今日は何の日?】4月7日=NHK大河ドラマが放送スタート(1963年) / 雑学ネタ帳

滋賀・彦根城.jpg

 『花の生涯』の舞台となった彦根城

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

59年前の1963(昭和38)年。NHKの看板番組であり続ける「大河ドラマ」の放送がスタートしました。

記念すべき第1作は、毎日新聞に連載されていた舟橋聖一さんの同名小説を原作した『花の生涯』でした。主人公である幕末の大老・井伊直弼を演じたのは歌舞伎界から起用の二代目尾上松緑さん、ヒロインが淡島千景さん、直弼の正室が八千草薫さんで側室が香川京子さん。そして長野主膳役が松竹の看板俳優だった佐田啓二さん(俳優・中井貴一さんの父)、水戸斉昭役が嵐寛寿郎さんと、歌舞伎界や映画界の大スターをズラリ揃えた豪華な配役が話題となりました。

当時は、映画監督や俳優の引き抜き防止策として松竹、東宝、大映、新東宝、東映、のちに日活も加わり作られた「五社協定」が存在し、この時期には映画俳優のテレビ出演を抑止する存在として強い効力を発揮していました。

大河ドラマの誕生は、それまで30分枠がスタンダードだったTVドラマに1時間枠(大河ドラマは45分)を根づかせ、グレードを向上させただけでなく、多くの映画スターの出演を実現させることで、五社協定が崩壊するきっかけを生み出し、やがては老舗映画界と新興テレビ界のパワーバランスを崩す契機ともなりました。

豪華予算で知られた大河ドラマでしたが、初期6作品はモノクロ作品。初のカラー作品は6年後(69年)、今年2月の北京五輪でフィギュアスケートの羽生結弦選手がプログラム(フリー)で冨田勲さん作曲によるテーマ曲を使用したことでも話題となった『天と地と』(第7作)からのことでした。

そんな大河ドラマは来年(2023年)、還暦を迎えることになります。 

 
  
                          文 / 高木圭介

        

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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