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ニュース 今日は何の日?雑学 2022/04/14

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【今日は何の日?】4月14日=国民的歌手・三波春夫さんが死去(2001年) / 雑学ネタ帳

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 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

21年前の2001(平成13)年。「お客様は神様です」の名調子でおなじみ、伸びのある歌声とともに戦後歌謡界を牽引した国民的歌手・三波春夫さんが前立腺がんのために死去しました。享年77。

1923(大正12)年、新潟県に生まれた三波さんは、16歳で浪曲学校に入り、浪曲師となりましたが、44(昭和19)年に召集され中国へ。終戦後は4年もの間、シベリアに抑留され、49(昭和24)年になってようやく帰国。57年に浪曲で鍛えられた喉を武器に歌手デビューを果たします。

チャンチキおけさ」「船方さんよ」をはじめヒット曲を連発したほか、64(昭和39)年の東京オリンピックのテーマソング「東京五輪音頭」、70(昭和45)年の大阪万博のテーマソング「世界の国からこんにちは」と、戦後ニッポンを飾った二大イベントのテーマソングを歌唱するなど、まさに「国民的歌手」でした。NHK紅白歌合戦にも58(昭和33)年から86(昭和61)年まで、29回連続で出場しています。

それまでスーツやタキシード姿で歌うことこそが"正装"とされてきた歌謡曲の世界に、浪曲時代と同じく和服姿を取り入れたり、お芝居と歌謡ショーを融合させた長期公演スタイルの先駆けとなったのも三波さんでした。高橋英樹さん主演のTV時代劇「桃太郎侍」(76年・日本テレビ)の主題歌を作詞、歌唱したり、アニメ映画版「ルパン三世」(78年)の主題歌「ルパン音頭」や「銭形マーチ」を歌い、若者たちを驚かせるなど、大御所でありつつも、さまざまなジャンルに挑戦し続けました。
 
ほとんどの日本人に「歌謡界の大御所」「国民的歌手」として先に認識されているため、その卓越した歌の巧さの部分を、つい忘れてしまいがちですが、そうした先入観をすべて取っ払い、フラットな耳で三波さんの楽曲を聴き直してみますと、その美声声量高音の伸びやハリなど、改めて三波さんが不世出のヴォーカリストだったことが再認識できるかと思われます。ぜひ、お試しあれ。 

文 / 高木圭介

        

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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