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【今日は何の日?】4月19日=西武渋谷店がオープン(1968年) / 雑学ネタ帳

西武渋谷店
54年前の1968(昭和43)年。東京・渋谷駅前、現在のスクランブル交差点のすぐそばに西武百貨店の渋谷店がオープンしました。
開店に向けた当時の新聞広告には「もうあなたがいらっしゃるのをお待ちするだけ」「あなたの夢を包むワールド・パック」などのコピーが並び、女性モデルの背景に先鋭的なデザインのA館やB館の姿が写し出されています。現在はともに婦人服フロアであるA館の5階と6階が、開業当時はそれぞれ「きものフロア」「特選呉服フロア」だったというのも、53年前ならではですね。
渋谷駅といえば、JR東日本(当時は国鉄)をはじめ、東急(東横線、田園都市線)、京王(井の頭線)、東京メトロ(銀座線、半蔵門線、副都心線)など鉄道各社が密集していることで有名ですが、親会社の西武鉄道が渋谷に駅を持たないためでしょうか? 当時の新聞広告には駅の表示はなく、住所とともに「ハチ公から50m」とだけ記されています。
西武渋谷店の特徴といえば、A館とB館を3階と5階で結ぶ連絡通路の存在です(現在は屋上にも設置)。本来は両館を結ぶ地下通路が設置される計画でしたが、A館とB館の間の道路は、渋谷区西原2丁目付近(京王線の幡ヶ谷駅付近)を水源とする宇田川を暗渠化したもの。地下に川が流れていることから、地下通路を断念して空中の連絡通路設置に至ったそうです。とはいっても、宇田川が流れるさらに地下には、従業員専用の業務用地下通路が存在するのだそうです。
現在、日本を代表するスポットとして観光客や外国人にも人気で、ニュースや天気予報の背景にも連日映し出されているスクランブル交差点ですが、正式にスクランブル化されたのは73(昭和48)年のことでした。
戦前の34(昭和9)年から存在した東急東横店(2020年に閉館)は別格とし、まず67(昭和42)年2月に丸井渋谷店、同年11月に東急本店、西武が68(昭和43)年4月、そして73(昭和48)年6月に渋谷パルコがオープンしたことで、さらに人々の往来が激しくなったことから、交差点をスクランブル化したという歴史があります。
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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