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ニュース 今日は何の日?雑学 2022/04/23

#今日は何の日?#伊勢湾台風#山口百恵#赤い運命

【今日は何の日?】4月23日=山口百恵主演『赤い運命』が放送スタート(1976年) / 雑学ネタ帳

弥富市・伊勢湾台風の被害表示板.jpg

 伊勢湾台風の被災水位表示板(愛知県弥富市)

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

46年前の1976(昭和51)年。山口百恵さん主演の人気ドラマ、赤いシリーズの第3弾『赤い運命』(TBS)の放送がこの日からスタートしました。

赤いシリーズは、のちに結婚へと至る山口百恵さんと三浦友和さんのカップル出演が語り継がれていますが、意外やお二人のシリーズ共演は2作目の『赤い疑惑』(75年放送)と、4作目の『赤い衝撃』(76年放送)のみ。この~運命における百恵さんの相手役は南條豊さんでした。

物語は生まれたばかりの子どもが伊勢湾台風(1959年9月)によって親と生き別れとなってしまい、孤児院で育ち、その孤児院の火事によって身元証拠品が入れ替わってしまう二重の悲劇により、百恵さんが元殺人犯(三國連太郎さん)の娘、秋野暢子さんが正義感の強い検事(宇津井健さん)の娘として育てられることになるというお話でした。

設定だけ聞きますと、きわめて少女マンガ的な物語なのですが、名優・三國さんの悪役ぶりと、新東宝育ちの宇津井さんの迫真すぎる演技が、大映ドラマ独特の抑揚感のもとに融合し、他のドラマでは味わえない独特なムードが漂っていました。なにかと百恵さんをいじめたり、見下したりする役どころで悪役となった秋野さんには苦情の投書が殺到し、道を歩いていて見知らぬ人に「あんた、本当は検事(宇津井健さん)の娘じゃないんだよ!」とお説教されることまであったそうです。

毎回、伊勢湾台風被害の実写映像とともに、若山弦蔵さんの渋い声による「昭和34年9月26日、この日、潮岬(しおのみさき)西方より紀伊半島に上陸した台風15号は各地に甚大な被害を与えた~」のナレーション後、百恵さんが歌う主題歌が流れ出すオープニングで、視聴者は一気にドラマ世界に引き込まれることになりました。

伊勢湾台風の恐怖が、当時を知らない若い世代にまで刻み込まれているのは、その後もこのドラマの再放送が繰り返されていた影響が大きいと思われます。

  文 / 高木圭介

   

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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