Produce by マイナビ介護職 マイナビ介護職

介護の未来ラボ -根を張って未来へ伸びる-

ニュース 今日は何の日?雑学 2022/04/25

#007シリーズ#ロシアより愛をこめて#今日は何の日?#危機一発#危機一髪

【今日は何の日?】4月25日=007/危機一発(ロシアより愛をこめて)が日本公開(1964年) / 雑学ネタ帳

黒ひげ危機一発.jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

58年前の1964(昭和39)年。現在もなお高い人気を誇る映画 007シリーズ の第2弾『007/危機一発』が日本公開されました。

原作はイアン・フレミングの『ロシアより愛をこめて』。主演はショーン・コネリーで、ボンドガールはイタリアのモデル兼女優、ダニエラ・ビアンキ(ミス・ユニバース1960準優勝)でした。

現在、ロシア界隈が不穏な情勢に包まれていますが、初期の007シリーズの軸であり、ジェームズ・ボンドをはじめ、腕利きのスパイたちの縦横無尽な活躍も、米ソの冷戦構造下という設定あってのものでした。

さて、この邦題「~危機一発」ですが、本来は髪の毛1本ぐらいの僅差をもって危機を脱するという意味で「危機一髪」が正しい表記となります。これは当時、ユナイト映画社に勤務していた水野晴郎さん(のちの映画解説者、映画監督)が「危機一髪」と銃弾の「一発」をかけたダブルミーニング的なセンスとともに命名した邦題なんだそうです。

それ以前にも、『ご存知快傑黒頭巾 危機一発』(昭和31年・東映)など同様の誤植系タイトルの映画は存在していましたが、漢字の読み書きにうるさい国語の先生などにとっては、由々しき邦題だったのかも知れません。

この映画が72(昭和47)年にリバイバル上映された時から、邦題も原作小説やマット・モンローが熱唱する主題歌と同様に「007 ロシアより愛をこめて」と改題されたのでした。

これにて「危機一発問題」も解消されたかと思われましたが、ブルース・リー人気に湧いていた74(昭和49)年4月に、ブルース・リー主演の『唐山大兄(The Big Boss)』が『ドラゴン危機一発』なる邦題とともに日本公開。翌75(昭和50)年には、現在も大人気のロングセラー玩具『黒ひげ危機一発』がトミー(現タカラトミー)から発売。危機一発という誤植系ネーミングはすっかり日本国内に定着したのでした。 

文 / 高木圭介

   

【日本全国電話・メール・WEB相談OK】介護職の無料転職サポートに申し込む

最新コラムなどをいち早くお届け!
公式LINEを友だちに追加する

お役立ち情報を配信中!
X(旧Twitter)公式アカウントをフォローする

介護職向けニュースを日々配信中!
公式Facebookをチェックする

SNSシェア

高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

高木圭介の執筆・監修記事