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ニュース 今日は何の日?雑学 2022/04/28

#シルバー仮面#今日は何の日?#大船観音#大船観音寺#鎌倉市

【今日は何の日?】4月28日=大船観音がようやく落慶式(1960年) / 雑学ネタ帳

神奈川・大船観音.jpg

 大船観音(神奈川県鎌倉市)

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

62年前の1960(昭和35)年。国鉄(現JR東日本)大船駅前にあり、東海道本線や横須賀線の車窓からも見上げることができる大船観音(神奈川県鎌倉市)の落慶式がこの日に行われました。

もっと昔から大船の街を見下ろしていた印象がある大船観音ですが、完成に至るまでの歴史は、まさに紆余曲折の連続でした。

大船観音の起工式が行われ、工事に着手したのは何と1929(昭和4)年のことでした。当初は奈良・東大寺の大仏の2倍の高さで、立像となる予定だったそうです。ところが建設予定地が崩れやすい地層ということで立像の建立は断念。ならば奈良やご近所の鎌倉大仏と同じく坐像という案も出ましたが、地形との調和の問題から却下され、胸像として建立されることとなりました。

しかし、事はうまく運びません。世界恐慌の影響で寄付金が集まらず、34(昭和9)年には工事が中断。以降、太平洋戦争を挟んで23年間にわたり放置されたままとなっており、終戦から12年が過ぎた57(昭和32)年5月に再度、起工式が行われ、60年のこの日にようやく落慶式を迎えたのでした。総工事費は4千数百万円となったそうです。

以来、大船の名所として親しまれ続けていますが、この観音様の威容と大きさに人知れず恐怖を感じている中高年が多いのをご存知でしょうか?

これは昭和40年代の人気特撮ヒーロー番組『シルバー仮面』(TBS系)の影響が大きいようです。この番組の第15話『怪奇宇宙菩薩』(72年3月5日放送)というお話で、大船観音が目からビームを発射して、目の前を通過する新幹線(※実際には走っていません)を破壊。実は観音様の中には宇宙人が潜んでおり、最後はシルバー仮面ジャイアントと戦うというショッキングな姿がトラウマになっているからでしょう。 


 参照:大船観音寺公式ホームページ

文 / 高木圭介

       

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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