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【今日は何の日?】4月30日=浅草国際劇場の解体工事がスタート (1983年) / 雑学ネタ帳

現在の浅草
39年前の1983(昭和58)年。長年、東京は浅草のシンボルであり続けた浅草国際劇場(※正式名称は国際劇場)の解体工事がスタートしました。
松竹直営の国際劇場は戦前の1937(昭和12)年に開館。3,600もの客席数で当時「東洋一の大劇場」と謳われ、SKD(松竹歌劇団)の拠点として、東京踊り、春のおどり、夏のおどり、秋の踊りなどグランドレビューが人気を集めました。
まだ国内に音楽用の大会場が少なかった時代、人気歌手たちのコンサート会場としてもおなじみに。57(昭和32)年には美空ひばりさんが狂信的なファンから塩酸をかけられるという事件の舞台ともなりました。
70年代にはザ・ドリフターズや女子プロレスで一世を風靡したビューティ・ペアらも度々、ショーを実施しています。また海外から来日したフランク・ザッパ(76年)やキング・クリムゾン(81年)らも、この会場でコンサートを行った記録も残っています。
82(昭和57)年4月5日のSKD公演「第51回 東京踊り」を最後に45年の歴史に幕を閉じて劇場は閉鎖。この日から解体工事が始まり、夏には更地となったそうです。跡地には85(昭和60)年に浅草ビューホテルが開業し、現在に至ります。
浅草ビューホテル前の道路(都道462号線)が現在も「国際通り」の名称で親しまれ続けているのは、かつてこの地に国際劇場があった名残りなんですね。
参照:昭和58年4月30日付の読売新聞夕刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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