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ニュース 今日は何の日?雑学 2022/05/05

#インド象#今日は何の日?#多摩動物公園#多摩川#昭和33年#東京都

【今日は何の日?】5月5日=東京・多摩動物公園が開園(1958年) / 雑学ネタ帳

インドゾウ(多摩動物公園).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

64年前の1958(昭和33)年。終戦から13年後、子どもたちの憩いの場として、東京都が南多摩郡日野町(現日野市)程久保の地に多摩動物公園をオープンしました。

広大な丘陵につくられた動物公園は、上野動物園の約4倍の敷地となる8万7,000坪。哺乳類、鳥類、両棲類など119種、538点の大小動物が揃いました。「柵がないこと」が観覧の基本とされており、開園当初の人気動物はチンパンジーインド象インドサイなどだったそうです。

京王電鉄の多摩動物公園駅の開業は6年後の64(昭和39)年で、多摩都市モノレールの開業は42年後の2000(平成12)年とあって、開園当時は京王電鉄が国鉄の立川駅からバスを運行。この日は京王線も新宿方面から高幡不動駅まで電車を臨時増発したそうです。

開園に向けて、上野動物園からお引越ししてきたのが56(昭和31)年にセイロン(現・スリランカ)から寄贈されたインド象のアヌーラ君(オス・4歳)と、50(昭和25)年にタイ国から日本橋高島屋の屋上にやってきて、やがて上野動物園へと移った高子ちゃん(メス・9歳)でした。当時の新聞によりますと、アヌーラ君は夏場などに多摩川の関戸橋あたりまで遠征し、河原にて水浴びを楽しむこともしばしば。川遊びする子どもたちに水をかけてもらったりして、大層ご機嫌だった模様です。

付近(京王線の中河原駅~聖蹟桜ヶ丘駅付近)の住宅も増え、すっかり都会化した現在、多摩川の河原でインド象が水浴びしていたら、大変な騒ぎになることでしょうね。

高子ちゃんは90年(平成2)年に推定37歳で死亡しましたが、アヌーラ君は推定69歳となる現在も同動物公園で過ごしており、国内飼育されるオスのアジア象の最高齢記録を更新し続けています。 
 
 
 
 参照:昭和33年5月4日付の毎日新聞朝刊、昭和33年8月17日付の毎日新聞夕刊 

 文 / 高木圭介

       

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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