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【今日は何の日?】5月8日=大人気となる短歌集『サラダ記念日』(俵万智著)が発売(1987年) / 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
35年前の1987(昭和62)年。当時、現役の高校教諭だった俵万智さんによる短歌集『サラダ記念日』(河出書房新社)が発売となり、ミリオンセラーとなりました。
口語体による表現で時代の空気や気分を伝える俵さんの短歌は大人気になりました。「『この味がいいね』と君が言ったから 七月六日はサラダ記念日」とある通り、サラダ記念日そのものは7月6日である模様です。
それまで、やや敷居の高い存在だった短歌の歌集が社会現象となるほどのベストセラーになったことは、世に出回るさまざまな文章、コピーなどに大きな影響を与えました。著者や出版社の想像以上に、のちの平成文化の土台となっています。短い文章で、気持ちや要件を伝えるセンスが問われるSNS全盛である現在、短歌のエッセンスを活かすべく、今また『サラダ記念日』を読み直している人も多いそうです。最近ではNHKの朝ドラ『カムカムエヴリバディ』劇中にも登場して話題になっていましたね。
「万智ちゃんを先生と呼ぶ子らがいて 神奈川県立橋本高校」という短歌が話題になった通り、当時の俵さんは橋本高校に国語教諭として勤務。時代の寵児として職場までもマスコミに追いかけられることとなります。
当時はまだ京王線が橋本駅まで開通しておらず、鉄道駅はJRのみ(横浜線と相模線)と、橋本駅周辺は現在よりもかなりローカルな印象でした。橋本駅前(南口)にあるのは神奈川県立相原高校で、橋本高校はお隣のJR相原駅のほうがやや近いという「神奈川ローカルあるある」も、サラダ記念日によって、多くの人に認知されることとなりました。
よく橋本高校と間違えられていた橋本駅前の相原高校は、地下深くにリニア中央新幹線の新駅設置と駅前再開発により、2019年より駅前から1.5kmほど離れた場所に移転しています。
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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