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【今日は何の日?】5月20日=新宿民衆駅(現・ルミネエスト新宿)がオープン (1964年) / 雑学ネタ帳
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現在のルミネエスト新宿
58年前の1964(昭和39)年。新宿駅の東口玄関に「新宿民衆駅(新宿ステーションビル)」がオープンしました。
今となっては「民衆駅」とは何のこっちゃ?となりますが、要は商店やレストランなども内包された駅ビルのことです。78(昭和53)の全館改装時から「マイシティ(MY CITY)」と改名し、2006年からは「ルミネエスト新宿(LUMINE EST)」として親しまれているあの建物です。
地上8階、地下3階で250もの商店、食堂、結婚式場や催事会場や地下駐車場が入ったこの建物は、この時点で全国に36あった民衆駅の中でも最大規模のモノとなりました。
午前9時30分のオープンと同時に人が押し寄せ、正午時点ではお客さんの数は約5万人を数えたそうです。はるばる信州・松本から夜行列車に乗って開店に駆けつけた人もいたそうです。
さて、当時の新聞記事や広告によりますと、翌65(昭和40)年からは、この駅ビルに西武線が乗り入れる予定となっていたようです。ちょうど駅ビルの北側2階に西武線の改札が設置され、電車ホームは国鉄線路に沿って現在のスタジオアルタ方面へと延びる構造で計画されていたそうです。
ところがこの時期、西武沿線の急激な人口増加により、電車の編成を伸ばすこととなり、それだとホームの長さも確保できないことが判明。結局は新宿民衆駅への乗り入れを断念し、52(昭和27)年より仮駅として歌舞伎町に暫定開業していた現在の西武新宿駅が、そのまま使用される運びとなったそうです。JRと西武の新宿駅の距離がやや遠いのには、そんな理由があったのですね。
参照:昭和39年5月18日、5月20日の毎日新聞夕刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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