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【今日は何の日?】6月5日=舟木一夫のデビューシングル盤『高校三年生』が発売(1963年) / 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
59年前の1963(昭和38)年。舟木一夫さんのデビューシングルで、累計売り上げで230万枚を超え、この時代を代表するヒット曲となった『高校三年生』が日本コロムビアで発売されました。
作詞は丘灯至夫さん、作曲は遠藤実さん。もともとは『高原列車は行く』などのヒット曲でおなじみの岡本敦郎さんのために準備されていた曲でしたが、岡本さんは当時、30代後半とあり年齢的に厳しいと判断され、急きょ、デビューを控えた現役の高校三年生である舟木一夫さんの曲となったそうです。
レコ―ディング時こそ都内の自由ヶ丘学園高校(目黒区)に通う現役高校生だった舟木さんですが、発売時にはすでに卒業。しかしプロモーション活動のため再び学生服を着る必要に迫られ、3月まで実際に着用していた同校の青い詰襟姿で歌唱し、数々の撮影にも臨んでいます。
「♪赤い夕日が校舎をそめて~」の冒頭から、さまざまな郷愁を誘う歌詞です。イメージ的に舟木さんの母校・自由ヶ丘学園高を歌っているような印象を受けますが、実際はお隣の世田谷区にある松陰大学附属松陰高校の校舎をモデルに描かれた歌詞なんだそうです。
当時、毎日新聞の記者だった丘さんが、同校を取材に訪れた際に、定時制の生徒が文化祭のリハーサルのためフォークダンスを練習する姿や校舎の風景をもとに歌詞を執筆。同校の中には「高校三年生」の歌碑も建立されています。また実際に1年前(62年)に、この高校を卒業しているのは女優の太地喜和子さんだったりします。
この歌の歌碑はほかにも、丘さんの出身地である福島県小野町にある「ふるさと文化の館」の前や、丘さんの出身校である郡山市立郡山商工高(現・福島県立郡山商業高校)からほど近い、JR郡山駅の東口広場にも建立されています。
すでに60年近くも日本全国で愛され続けている昭和の名曲です。
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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