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【今日は何の日？】6月6日＝欧州のセックスシンボル、ブリジット・バルドーが引退宣言 （1973年） ／ 雑学ネタ帳
フェラーリの名車 512 BB
49年前の1973（昭和48）年。フランスの映画女優、ブリジット・バルドーがこの日、フランス国営放送のインタビューで引退を宣言しました。
米国のマリリン・モンロー（62年に36歳で死去）に対して、「ヨーロッパのセックスシンボル」と謳われるほど人気を誇ったバルドーでしたが、「現在撮影中の仕事が終わり次第、映画界から引退したい」「映画にはもうウンザリしたので、新しい人生を始めたい」と宣言したのです。
34年生まれのバルドーはこの時、まだ38歳。多くの人が一時休養して、またバルドーが銀幕へと戻ってくることを予測しましたが、バルドーは以降、半世紀近くにわたって動物愛護活動に専念。現在は87歳となっています。
日本国内で公開されるバルドー作品のほとんどは、のび太くん（byドラえもん）やドロンジョ様（byヤッターマン）でおなじみの小原乃梨子さんが、セクシーバージョンの声で吹き替えていることでも有名ですね。
バルドーはイニシャル「BB」のフランス語読み「ベベ＝赤ちゃんの意味を持つ）の愛称で親しまれています。のちにランボルギーニ・カウンタックと並んで、70年代スーパーカーブームのアイコン的存在となったフェラーリの名車「365 BB」や「512 BB」のBBは、公式には「ベルリネッタ・ボクサー」の略語とされていますが、それは後付けによる命名。デザイン段階からフェラーリ製作者たちは、その新車のセクシーなフォルムをバルドーにちなんで「BB」と呼んでおり、バルドーへのオマージュを込めて、そのままスーパーカーの名称にしてしまったそうです。
参照:昭和48年6月7日付の読売新聞朝刊
文 ／ 高木圭介
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