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【今日は何の日?】6月18日=有楽町駅前の東京交通会館がオープン (1965年) / 雑学ネタ帳

東京交通会館
57年前の1965(昭和40)年。JR有楽町駅東口のランドマークであり続ける東京交通会館が、この日にオープンしました。
前年に開催された東京オリンピックに向けて、都内の風景は大幅に変化しましたが、銀座への玄関口となる有楽町駅東口は、戦前からある日劇(現・有楽町マリオン)は別格として、東口駅前は東京都交通局の木造庁舎があるほか、戦後闇市の雰囲気が色濃く残ったままでした。
再開発が遅れた原因は土地の権利関係が複雑だったこともありますが、付近に東海道新幹線の高架線路が新設されることで諸問題が一気に解決。都市計画事業の一環として再開発がスタートしました。
地主である東京都交通局と三菱地所の出資により東京交通会館株式会社が設立され、63年9月に総工費60億円をかけて着工。約4年がかりの工事を経て、ついに地上15階、地下2階、そして最上階(14、15階)には最新の回転式展望レストランまで設置された新時代のビルが完成したのです。
3階には内科や歯科がズラリと入所した「メディカル・センター」、4階は銀行、5~8階はそれまで「オンボロ庁舎」と称されていた都の交通局、9~11階は貸し事務室、12階は展示場と食堂、13階は屋上ガーデンといった内容でした。
そして東京オリンピックには間に合いませんでしたが、銀座のネオンや日比谷の緑などを1周約1時間で一望できる回転式の展望レストランは東京の新名所として大人気スポットになりました。回転レストランは動力機器の老朽化などにより、2020年の年末で停止、休業。2021年9月からは「回転しないレストラン」として営業を再開しています。
オープンから間もない時期の内装は、特撮ドラマ『ウルトラQ』の第10話『地底超特急西へ』(66年3月6日放送)の中でふんだんに登場していますが、56年前にもかかわらず、ほぼ現在と同じ姿であることに驚かされます。
参照 : 昭和40年4月13日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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