Produce by マイナビ介護職 マイナビ介護職

介護の未来ラボ -根を張って未来へ伸びる-

ニュース 今日は何の日?雑学 2022/06/30

#E・H・エリック#ザ・ドリフターズ#ザ・ビートルズ#ジャッキー吉川とブルーコメッツ#今日は何の日?#日本武道館

【今日は何の日?】6月30日=ザ・ビートルズが初の日本公演(1966年) / 雑学ネタ帳

東京・日本武道館(内部).jpg

 日本武道館の内部

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

56年前の1966(昭和41)年。英国出身で世界的人気を誇ったザ・ビートルズがこの日の午後6時30分から、日本武道館(東京・千代田区)で日本公演を行いました。

2年前(64年)、東京オリンピックの柔道会場として完成したばかりの日本武道館は、その名の通り、武道用の建築物です。そのため、この時代にはまだ「神聖な武道館を西洋のエレキバンド、ベートルズなんぞに貸し出すとはけしからん」なんて意見もあったのです。 

前年(65年)12月にプロボクシング興行(ファイティング原田vsアラン・ラドキン)で使用実績はありましたが、ビートルズ公演が契機となり、音楽イベントなど多目的に使用されることとなり、同年12月にはプロレス興行(ジャイアント馬場vsフリッツ・フォン・エリック)や、木馬座の『ケロヨンショー』などにも使用されることとなりました。

ビートルズ公演は6月30日夜、7月1日と7月2日は昼夜2回と計5回にわたって行われました。ビートルズは4年後に解散してしまうため、ビートルズとしての日本公演は結局、この時が最初で最後となっています。

司会は耳をピクピクと動かす珍芸でおなじみのE・H・エリックさん。前座演奏は「日本ビートルズ」を代表する存在として、ジャッキー吉川とブルーコメッツザ・ドリフターズブルージーンズ尾藤イサオさん内田裕也さん望月浩さん桜井五郎さんらが担当しています。

続いてビートルズの4人(ポール・マッカートニー、ジョン・レノン、リンゴ・スター、ジョージ・ハリスン)が登場すると、男女比が4対6程度だった会場は、それぞれメンバーの名前を叫ぶ大歓声でエレキの音がかき消されるほどだったそうです。現在となってはビートルズを「エレキバンド」と呼ぶ人は少ないですが、当時の紹介記事では、リンゴのみがドラム担当、あとの3人は「エレキ担当」となんともザックリ紹介されています。

ビートルズの演奏時間は約30分程度。「ロックンロール・ミュージック」「アイ・フィール・ファイン」「イエスタデイ」など11曲を演奏し、7月3日には羽田空港から香港経由で、次なる公演場所であるフィリピン・マニラへと移動。嵐のように日本から去っていきました。 
 
 参照 : 昭和41年7月1日付の読売新聞朝刊

 文 / 高木圭介


 

【日本全国電話・メール・WEB相談OK】介護職の無料転職サポートに申し込む

最新コラムなどをいち早くお届け!
公式LINEを友だちに追加する

お役立ち情報を配信中!
X(旧Twitter)公式アカウントをフォローする

介護職向けニュースを日々配信中!
公式Facebookをチェックする

SNSシェア

高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

高木圭介の執筆・監修記事