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【今日は何の日?】7月4日=横綱・琴櫻が引退を表明(1974年) / 雑学ネタ帳

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48年前の1974(昭和49)年。「猛牛」と異名された大相撲の第53代横綱・琴櫻(ことざくら)が名古屋場所の開幕を直前に控え、名古屋市中川区内の宿舎にて引退を表明しました。
琴櫻は5月の夏場所中に持病の左ひざ痛が再発して4日目から休場。場所後のハワイ巡業も参加せず、治療に専念していましたが、痛みは治まらず「もう精も根も尽き果てた。ヒザだけでなく、身体全部がいうことをきかない」と師匠の佐渡ヶ嶽親方(元小結・琴錦)に相談したうえで引退を決断。横綱在位は1年4か月と8場所。この時点で前田山の6場所に次ぐ短命横綱となりました。
琴櫻はこの時、33歳。引退後は年寄白玉を襲名し、分家独立して新たに白玉部屋を起こし、親方として後進を育成することが既定路線となっており、すでに現役中から後の大関・琴風らをスカウトして佐渡ヶ嶽部屋へと入門させ、鍛え上げていました。
ところが、引退表明から10日後(7月14日)、師匠の佐渡ヶ嶽親方が52歳にして急死......。琴櫻は急きょ、佐渡ヶ嶽親方となり部屋を継承することになります。そして大関となる琴風、琴欧州、琴光喜、琴奨菊らをはじめ、計22人もの関取を育てました。
「琴~」という四股名は佐渡ヶ嶽部屋の伝統です。もし、佐渡ヶ嶽親方が急死せず、予定通りに白玉部屋を立ち上げていたら、後の角界勢力図も変化していたことでしょう。
そんな琴櫻は2007年8月に66歳で死去。現在、幕内で活躍中の琴ノ若はお孫さんにあたります。
参照 : 昭和49年7月5日付の朝日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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