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【今日は何の日?】7月8日=映画・若大将シリーズ第1作『大学の若大将』が公開 (1961年) / 雑学ネタ帳

京南大学キャンパスの撮影に使われた立教女学院(東京・杉並区)
61年前の1961(昭和36)年。加山雄三さんを国民的スターとし、1960年代東宝のドル箱シリーズとなった若大将シリーズの第1作『大学の若大将』(杉江敏男監督)が公開となりました。
シリーズの基本設定は毎回ほぼ一緒。加山さんが演じる京南大学の学生・田沼雄一が悪友であり、マドンナ(星由里子さん or 酒井和歌子さん)をめぐり恋敵ともなる青大将こと石山新次郎(田中邦衛さん)と一悶着起こしつつ、恋にスポーツに大活躍するという、コメディ要素も多分に含んだ明るい青春映画です。
大食漢で、人に頼まれたら嫌とは言えない性分のナイスガイ・若大将を演じた加山さんはこのシリーズがハマり役となり、国民的スターに。青大将を演じた田中邦衛さんも俳優として大きくステップアップしました。
麻布の老舗すき焼き店『田能久』の長男である若大将は、明治生まれの祖母(飯田蝶子さん)、大正生まれの父(有島一郎さん)、妹(中真千子さん)との4人暮らし。明治・大正・昭和の3世代による意見や見解の相違も毎度お約束でした。
記念すべき第1作では、お店から売り物の牛肉を持ちだした(実際は祖母からもらった)若大将が、大学の合宿所で浄化槽のフタを利用してすき焼き(焼肉?)をするシーンがあります。戦前学生のバンカラ気質と、戦後学生のエッセンスが作り手と演者の実年齢によって、ほどよくミックスされた雰囲気です。毎度、内容はほぼ同じという「マンネリの美学」を保ちつつ、高い人気を誇っていたのは、演者の魅力や、舞台設定など作り手による微調整による工夫の賜物だったことでしょう。
舞台となった京南大学は、主演の加山さん(慶応大学卒)のイメージから、ついつい慶應大学キャンパスを想像してしまいますが、大学の~では京王井の頭線の三鷹台駅そばにある立教女学院(東京・杉並区)のキャンパスにて撮影されています。
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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