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【今日は何の日?】7月9日=多摩川園でアルバイト係員がとんだイタズラ (1965年) / 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
57年前の1965(昭和40)年。この当時、東急東横線や目蒲線(現・目黒線)の多摩川園前駅(現・多摩川駅)のすぐ前に存在した遊園地『多摩川園』(東京・大田区=79年6月に閉園)にて、4人の女性が乗るコーヒーカップ遊具にアルバイト係員がイタズラし、気分が悪くなった4人が嘔吐を繰り返すという事件がおきました。
複数人が乗り、コーヒーカップがクルクルと回る同園の『メリー・カップ』は、それぞれのカップ中央に、乗ったお客さんが自分でカップ自体の回転をコントロールするハンドルが設置されたタイプでした。
目黒区内のアンプル製造所に勤務する17~22歳の女性4人は、勤務後に製造所の社長さん家族とともに来園。夏の同園風物詩・スリラーショーなどを楽しんだ後に、社長さんが園内の釣り堀で釣りに興じている間、メリー・カップに乗ることにしました。
4人はメリー・カップ初体験とあって、係員のアルバイト男性(20歳の大学生、15歳の少年)に「どうしたらいいの?」とたずねたところ、2人はすでに動き出している大きな円盤状のメリー・カップ地面に飛び乗り、女性が2人ずつ乗ったカップのハンドルを物凄い勢いで回し続けました。
怖くなった4人が「やめて!」「とめて!」と叫ぶ中、アルバイト2人は面白がって、約1分半にわたって、さらにハンドルを回し続けたそうです。サービス半分、若い娘さん相手のイタズラ心のようなものだったのでしょう。
カップが止まった後も、4人は目まいが治まらず、その場で嘔吐。翌日も頭痛が止まらないとあって、4人を連れて行った社長は多摩川園側に厳重に抗議したそうです。
遊園地のコーヒーカップは傍で眺めているには楽しいものですが、三半規管が弱い人にとっては、なかなか拷問的要素が強い遊具かも知れませんね。
参照 : 昭和40年7月11日付の朝日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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