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【今日は何の日?】7月13日=『太陽にほえろ!』でマカロニ刑事(萩原健一)が刺殺される(1973年) / 雑学ネタ帳
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49年前の1973(昭和48)年。日本テレビの人気ドラマ『太陽にほえろ!』において、主人公である若手刑事「マカロニ刑事」(萩原健一さん)が劇中で刺殺されて番組から降板。視聴者に大きな衝撃を与えました。
ドラマは前年(72年)7月21日に放送スタート。七曲署のボス役として石原裕次郎さんらが出演していましたが、実質的な主人公は、なにかと暴走しがちな新人刑事役の萩原さんでした。ちなみに「マカロニ」とは、初赴任時にノーネクタイのスーツ姿に腰から拳銃をフブラ下げた姿を、先輩刑事に「マカロニ・ウエスタンみたいだな」とからかわれたことに由来しています。
1年間の放送で、すっかりマカロニ刑事のイメージが強くなったショーケンこと萩原さんでしたが、自身のアイデアで、意味もなくあっけなく殺されることでドラマから降板することを進言。その意を汲んだ制作側によって、第52話『13日金曜日 マカロニ死す』にて、マカロニ刑事は非番の日に空き地で立ちション中、通り魔によって刺殺。唐突にあっけない最期を迎えます。
『太陽にほえろ!』はまだ空き地が多かった新宿西口での撮影が多く、この刺殺場面が撮影されたのは、本物の新宿警察署の道路を挟んだ場所にあった空き地でした。現在、その空き地には新宿野村ビルが建っています。
マカロニ刑事刺殺は、非番中の出来事であったため、厳密には「殉職」には該当しませんが、以降もこのドラマはジーパン刑事(松田優作さん)、テキサス刑事(勝野洋さん)etcと、1~2年間にわたり主人公を務めた若手刑事が殉職し、リレー形式で主人公が交代していくという斬新なシステムがおなじみとなりました。
番組誕生のきっかけは日本テレビと日本プロレス側の契約トラブルにより、昭和30年代より金曜夜8時の定番だったプロレス中継が打ち切りとなったことでした。その穴埋め番組として急きょ企画されたのが『太陽にほえろ!』だったのです。番組名物の若手刑事殉職が、改変期の4月や10月ではなく、7~9月に集中しているのは、7月に穴埋め番組として放送スタートしたことが後々まで影響した形です。
文 / 高木圭介
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