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ニュース 今日は何の日?雑学 2022/07/19

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【今日は何の日?】7月19日=文化人オールスターによる「マボロシの球宴」が開催(1957年) / 雑学ネタ帳

野球場(青空=イラスト).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

65年前の1957(昭和32)年。作家の里見弴(さとみ・とん)さんの古希、同じく作家の大佛次郎(おさらぎ・じろう)さんの還暦を祝い、文豪や映画・演劇人、美術、音楽界の多士済々が揃い、後楽園球場にて野球大会『マボロシの球宴』が行われました。

後楽園球場に集ったのは、いずれも野球好きを自認する久保田万太郎さん(作家)、舟橋聖一さん(作家)、獅子文六さん(作家)、高見順さん(作家)、火野葦平さん(作家)、小津安二郎さん(映画監督)、江川宇礼雄さん(俳優)、藤原義江さん(オペラ歌手)、横山隆一さん(漫画家)といった錚々たる豪華メンバー。

そんな彼らが里見さん率いる桃太郎チームと、大佛さん率いる金太郎チームに分かれ、野球対決を行ったのです。午後2時30分、女優の津島恵子さんが両軍に花束を贈呈し、画家の有島生馬さんによる始球式後にプレイボール。大佛さんが自ら先発投手を買って出れば、一番打者の里見さんがヒットを打つなど大活躍。試合は金太郎チームが6対4にて勝利したそうです。

無料イベントとあって、後楽園球場にはかなりのお客さんが詰めかけたそうで、普段はなかなか見ることができない文化人たちの珍プレーに声援が送られていたとか。
 
いずれも現在となっては「教科書に出てくるような」人たちばかり。しかし65年も前の出来事とあり、残念ながら、ここに登場する人物は全員が故人となっています。 
 
 
 参照 : 昭和32年7月20日付の毎日新聞朝刊

 文 / 高木圭介

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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