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【今日は何の日?】7月25日=池田菊苗博士が「うま味成分」の特許を取得(1908年)/雑学ネタ帳
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114年前の1908(明治41)年。理学博士の池田菊苗(いけだ・きくなえ)さん(東京帝国大学理学部化学科教授)が、4月24日に出願していた「グルタミン酸を主要成分とする調味料製造法」の特許を取得しました。
これは、後の世で「日本10大発明」の一つと呼ばれることになる「うま味成分」「L-グルタミン酸ナトリウム」のこと。やがては全世界の味覚に革命を起こすこととなる「味の素」として商品化。現在では甘味、酸味、塩味、苦味に次ぐ第5の味「うま味」として認知され、「UMAMI」として世界中に通用する日本語となっています。
そんな池田博士が生まれたのは1864(元治元)年。新選組による池田屋襲撃事件が起きた幕末のことです。子どもの頃から昆布だしに並々ならぬ興味を示していた池田少年は、湯豆腐のだし汁昆布の研究に没頭することになります。
池田博士から事業経営を任された鈴木三郎助(すずき・さぶろうすけ)さんにより、「味の素」は商品として製造販売され、当初はなかなか売れない苦難の時期を乗り越え、やがては全世界を席巻することとなりました。
味の素の新工場が建てられた川崎市の六郷川(多摩川)沿いの場所(現・川崎市川崎区)は、経営者の鈴木さんにちなんで「鈴木町」と名づけられ、京浜急行大師線の最寄り駅は戦時下の44(昭和19)年まで「味の素駅」でしたが、その後に「鈴木町駅」となりました。
文 / 高木圭介
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